伊豆大島と日本の姿

株式会社AWARDの渡邉です。昨日から伊豆大島へと来ております。本日帰る予定だったのですが、なんと荒天のため伊豆大島と東京を結ぶ船が全便欠航となってしまい、明日までこちらで過ごすことになりました。

伊豆大島というと東京都という日本の首都がある県の一部でありながらも、意外と行ったことがないという方も多いのではないでしょうか。島の中心には三原山という活動の多い火山があり、その火山活動から作られた雄大な自然が楽しめる島となります。

今回の訪問でも、

・三原山
(昔映画の中でゴジラが突き落とされた場所としても有名です。)
・裏砂漠
(日本唯一の砂漠と地図に表記される場所。黒い砂漠です。)
・大島公園動物園
(巨大なフタコブラクダがいます。昔は三原山への登山時にラクダに乗る事もできたそうです。)
・椿花ガーデン
(大量の椿が植えられており、海越しに富士山が見える丘もあります。)
・大島温泉ホテル
(露天風呂からは三原山を中心とした雄大な自然が堪能できます。)

と様々な場所を楽しませて頂きました。

さて、そんな伊豆大島を経済面から見てみると、日本の地方都市の抱える共通した問題を抱える島でもありました。その問題とは、

・人口減少
・基幹産業がない

ことです。

現在、伊豆大島の人口は毎年総人口比1%の割合という急速なスピードで減っており、2010年には過疎地域にも指定されています。また若者の多くが島から出てしまうため、20~30代の労働力人口が極端に少なくなっています。

老年人口比率は31.7%。島の主な労働力となっている方々は55~64歳の方々ですので、この方たちが65歳を迎えるとこの割合はさらに跳ね上がることになるでしょう。そして、その人口減を補うような産業があるかというと、それも課題となっています。製造業に従事する方は島全体で100人程となっており、警察、教員といった公務員の他は、漁業や農業といった一次産業に従事している方の割合が多いようです。

ちなみに日本全体の老年人口比率は27.3%。伊豆大島が若干高いとはいえ、日本全体で見ても抱える問題は同じであると言えるでしょう。高齢となり福祉を受ける年齢になった方々を、下の世代がどう支えていくか。この問題に対する抜本的な解決策はいまだありません。

ただし、伊豆大島は人口8000人の島にも関わらず、年間20万人の観光客が訪れるそうです。この観光客数が今後増えるとするならば、この島の課題はある一定程度解決するのではないでしょうか。

人口が減っていく国・地域においては外からのお金を獲得することが、継続的な発展に欠かせないと考えられます。日本全体でも外国人観光客を増やす努力をしている現在の方向は間違っていないのではないでしょうか。伊豆大島も外国人の観光客はそれほど多くなかったので、より海外の方などにもアピールできれば良いのだろうなと思います。

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