スルガ銀行 大幅損失計上か
2018.5.4

株式会社AWARDです。

女性向けシェアハウスである『かぼちゃの馬車』等を運営するスマートデイズの破綻により、融資をしていたスルガ銀行は大幅な損失を計上することになりそうです。融資額から担保の評価額を除くと数百億円規模の貸付が回収できず損失に繋がる可能性があります。

不良債権とは


『不良債権』という言葉を皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。債権というのは貸し付けたお金を請求する権利のことですが、不良債権は請求しても回収が難しい債権のことを指します。狭い意味では、銀行など金融機関において、貸付先企業の経営悪化や倒産などの理由から、回収困難になる可能性が高い貸付金のことになります。

今回のスマートデイズにまつわる融資は、この不良債権になる可能性が高いと言えます。スルガ銀行は、問題となったシェアハウスの所有者に合計で1200億円程度の融資していますが、回収時の担保となる土地や建物の価値は約400億円分程度しかないようです。つまり融資を受けた方たちが返済に窮することになれば、スルガ銀行は最大800億円ほどを不良債権として抱える可能性があり、その打撃は大きなものになります。

その陰で起きていること


こういった数字だけを見るとスルガ銀行が被害者かのように見えてしまいますが、忘れてはいけないのがこの影で起きていることです。かぼちゃの馬車を購入したオーナーの数は全部で約700人。返せない融資を受けてしまったオーナーは投資用のシェアハウスを失うだけでなく、自分自身が所有している不動産なども“借金のカタ”として銀行に取り上げられてしまうことになります。さらには銀行預金や勤め先の給与、ひいては保険などまで差し押さえられてしまう可能性があります。

つまりスルガ銀行の過剰な融資によって、最も生活を壊されたり被害を受けるのはシェアハウスのオーナーたちです。オーナーは普通の会社員の方などが多かったようですが、億を超える規模の借金を自分だけで処理するのは相当な困難が伴うでしょう。投資は自己責任という言葉で済ませられるような問題ではなく、スルガ銀行とスマートデイズの責任は重いと思います。

自身の身は自分で守る


スマートデイズが実際にどのような営業をしていたのかは口コミ等でしか聞きませんが、かなり無茶な提案をしていたのは間違いありません。ただ、投資家も自分の目で見て考えて計算すれば、今回の破綻のことや自分自身が過剰なリスクを負っていることは購入前に気づけた可能性があります。投資において自分の身を守るためには、十分な知識を身に付けておくことは大切なのではないでしょうか。

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