銀座の地価バブル超え
2017.7.4

株式会社AWARDです。

今年も路線価の発表の季節がやってきました。路線価は全国の主な道路に面した地点について、1平方メートル当たりの評価額を算定したもので、相続税や贈与税を計算する基準になります。2017年の路線価は7月3日に発表されましたが、最も値段が高い場所が、バブル期を超えたとのことで話題になっています。

銀座の土地がバブル超え


全国で長らく路線価No.1をキープしている銀座ですが、今年は4つの地点で同額1位となりました。場所は「鳩居堂」前、「銀座プレイス」前、「三越銀座店」前、「和光本館」前です。その額はなんと1平米あたり4032万円。これまでで最も高かったのは平成4年の3650万円/平米ですから、実に25年ぶりに最高値を更新したことになります。1平米あたり4032万円と言われてもピンとこないかもしれませんが、はがき1枚分に直すと59万7000円にあたるそうです。

路線価上昇の背景


全国の平均でみても去年より0.4%上がっており、2年連続の上昇となっています。都道府県別の平均をみると、13の都道府県で去年より上昇しており、宮城、東京、沖縄などが3%超の上昇となっています。オフィスの不動産投資が活発な地域、再開発事業が続く地域、観光客が増加している地域で特に地価が上がっているようです。東京都の例で言えば、外国人観光客の増加や、マイナス金利の導入で商業施設や宿泊施設の開発が相次いだことも地価上昇の大きな要因でしょう。

地方の地価は


一方で地方に目を向けると、地価の上昇は全国一律のものではないことがわかります。全国平均で地価が上昇しているにも関わらず、32の県で路線価は去年を下回りました。秋田では2.7%の下落となり、4年連続で下落率が全国で最も大きくなりました。人口減少が進み経済が低迷している地方の路線価は停滞しているようで、専門家からは東京など一部地域へ資金が集中していることが指摘されています。ただ、このような地域ごとの差などの現状を踏まえると、バブル期と比べると実需を反映している路線価だと捉えることもできるでしょう。

銀座の土地の値段がはがき1枚分で60万円近くになる一方で、下がり続ける地方の土地価格。路線価からは日本における不動産需要も顕著にわかりますね。東京の土地もずっと上がり続けることはありませんので、どのタイミングで下落に転じるかに注意しておくと良いでしょう。

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