東京のマンション事情②

株式会社AWARDです。

前回東京のマンション購入者の実態について、数字のデータを用いてご紹介させて頂きました。今回は、そんなマンション購入者の実態について浮かび上がったいくつかの事実から、購入時に特に注意したいポイントをいくつか挙げさせて頂きます。

世帯年収基準で大丈夫?


前回のデータでは、東京で新築マンションを購入する方のうち全体の66.1%の方が共働き世帯でした。そして平均の世帯年収は962万円。東京という土地柄もあり、世帯年収は高い水準にあります。しかし、ここで注意したいのが世帯年収を購入時の基準にして良いのか、という点です。ライフステージの変化によって、どちらかが仕事を辞めざるを得ないケースなども実際にご相談を頂きます。特に結婚した時点でマンションの購入を決める場合、お子さんが生まれた時のローン返済まで十分にシュミレーションが出来ていないことが多いのではないでしょうか。共働きで得ている収入を基準にしてローンを組む際には、本当に長期に渡って返済が可能か検討するべきでしょう。

比較検討は足りている?


また、マンション購入者の見学物件数は平均で3.5件となっていました。つまりそれほど多くの物件を見ないで購入を決定している方が多いということです。見る物件の数が少なければ、当然比較検討の材料は少なくなります。新築のマンションはどれも綺麗で魅力的ですが、その物件の購入が家族にとってプラスになるのか、価格面でもしっかり考えるのをお勧めします。特に購入の前に推奨したいのが、そのマンションを購入後に売却した場合、どれくらいの価格になるかの査定を出すことです。周りの中古マンションなどと価格面を比較することで、マンションの正確な資産価値も知ることができます。大きなお金を借りて購入することが多いマンションですので、住宅ローンを負うのに見合う資産価値があるか是非把握してみましょう。

本当に賃貸と比べて有利なのか?


そして、マンションの購入動機の2位は『家賃がもったいない』でした。しかし、一度よく考えて頂きたいのが、本当に賃貸と比べて家を買うのが有利なのか、ということです。一度マンションを購入すると、そこから引越す場合には、売却するか誰かに貸すかを検討しなければなりません。その時にうまく売却できなかったり人に貸せなかったりしたとしても、一度借りたローンの返済は継続していきます。それに比べて賃貸は、引越しの費用などはかかるものの、居住地の自由があります。家族の長期的なライフスタイルを考えて、自宅を購入するのが本当に有利なのかしっかり考えてみるのが良いのではないでしょうか。

以上の3つの点を検討してマンションを購入すれば、大きな失敗は減らすことができるでしょう。一生にそう何度もない大きな買い物ですから、長期に渡って満足のできる選択をしたいものですね。

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