サブリースの現実①
2017.2.23

株式会社AWARDの渡邉です。不動産投資を行うときに出てくる言葉のひとつに『サブリース』があります。最近大手不動産会社のサブリースの問題がニュースでも取り上げられました。サブリースという言葉が見慣れない方もいらっしゃると思いますので、本日はこちらをテーマに取り上げていきます。

通常の不動産投資における賃貸経営では、物件の所有者であるオーナーが賃借人と賃貸借契約を結び、家賃を収入源として物件費用を回収していきます。自分で契約をしているので、賃借人の支払う家賃収入はすべてオーナーの元に入ります。

しかし、不動産経営には空室のリスクがつきものです。賃借人がいない部屋からは家賃収入は生まれませんので、銀行からローンを借りているオーナーは毎月の返済を全て貯蓄や別の収入から行う必要がでてきます。オーナー側としては、安定した家賃収入が得られないのは不安ですよね。

そこに目をつけた不動産会社が始めたのが、サブリースになります。サブリースとは、オーナーがサブリース会社(不動産会社)に建物を一括で借り上げてもらい、サブリース会社から一定の賃料を得るものになります。サブリース契約を結んでいると、物件に空きが出てしまってもサブリース会社からオーナーの元に賃料が支払われます。別の言葉で「家賃保証」「空室保証」などと言われることもあります。

サブリース契約を結んだ場合、サブリース会社が入居者との間で賃貸借契約を結ぶので、管理はすべてオーナーの手を放れることになります。その代わり、サブリース会社が保証する家賃は入居者が支払う家賃よりも低くなるのが一般的です。多くの会社では保証する家賃は80~95%程度になっているのではないでしょうか。

このように自分の物件を使って賃貸経営してもらい、家賃保証の形で安定収入を得る運用方法がサブリースというわけです。これだけ聞くとオーナー側にとって安心できる素晴らしい契約のように思えますよね。しかし、そこには大きな落とし穴があるのです。次回はサブリースの落とし穴について取り上げていきます。

カテゴリーから記事を探す