社会保障の世代間格差
2018.7.2

株式会社AWARDです。

医療・介護・年金。皆さん毎月もらうお給料からこれらに対する社会保険料を払ってらっしゃることかと思います。いざというときに国に守ってもらえる社会保険はとても安心感のある制度ですが、単純なお金の面だけで言うと損していることもありそうです。

社会保障の生涯受給率


社会保障の生涯受給率について内閣府が2012年に発表したデータがあります。

生涯純受給率(=(受給 - 負担)/収入)

で表され、自身の収入に対して、どれくらいの社会保障関連のお金をプラスで受け取ることができるのかの平均値だと考えれば良いでしょう。

結果としては、1950年生まれ、つまり現在の70歳手前の方ですと+1.0%と収入に対してプラスの恩恵が受けられることが分かっています。しかし、それ以降の世代の方は軒並みマイナスとなっており、若い方ほど恩恵は少なく負担は大きくなります。1985年生まれの方ですと-10.7%、2000年生まれの方ですと-12.4%と、給料の10%以上は社会保障関連費として消えてなくなっていく計算になります。

もらえる金額で見ると


では実際に払う金額と貰う金額に関して世代間でどれくらいの格差が出るのか、具体的な数字を見てみましょう。すると、1950年生まれの方ですと差引で貰える金額は1,900万円となり大幅なプラスになります。しかし、1985年生まれの方は-2,270万円、2000年生まれの方は-3,260万円となり生涯に払う社会保険料が受け取る金額よりもはるかに大きくなってしまいます。

1950年生まれの方と2000年生まれの方で比べるとその差は5,160万円となります。世代間格差はかなり大きいと言えるでしょう。生涯年収と比較してみてもかなり大きな割合を社会保険料として払うにも関わらずリターンは期待できないことになります。

自分自身で備える


このように若い方ほど社会保険の恩恵は受けられないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。少子高齢化も今後さらに進んでいき、少数の働く世代で高齢者を支えていかなければならないので当然ではあるのですが、若い世代の方にとっては厳しい現実です。

しかし、こういった厳しい現実にしっかり目を向けた人は、今から将来に向けた準備を進めることが可能です。医療・介護・年金といったところで国の大きな支えを期待できない若い世代の方ほど、資産運用の力を使って早いうちから資産形成に取り組む必要があるのです。ぜひ現実を知り、将来に向けた準備を進めてみてください。

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