保険と確定拠出年金①
2018.3.29

株式会社AWARDです。

先日、保険と確定拠出年金であればどちらの方が老後資金を作るのに向いているか、というご質問を頂きました。本日はこの質問に対しての回答をさせて頂きたいと思います。

保険の積立と確定拠出年金


保険の積立には様々な種類が存在します。コツコツ積み立てて数十年後に元本以上のお金が戻ってきたり、外貨で積み立て為替によっては大きな利益が出るものだったり、中身が投資信託で運用成績次第では何倍にもお金が殖えるものも存在します。

これに対して確定拠出年金は、毎月一定額を積み立てながら、貯まったお金で購入する商品を選び老後資金を作っていく制度です。どちらもお金を積み立てて将来にお金を残すという意味で似ている面を持ち合わせています。

税制面での比較


まず税制面を考えてみましょう。保険にはいくつか控除が認められており、お金が貯まるタイプで対象になりやすいのは、

・一般の生命保険料控除:終身保険、学資保険など

・個人年金保険料控除:個人年金保険

です。ここでは貯蓄型では控除が得られない介護医療保険料控除は除いています。どちらも年間8万円以上の保険料を支払うと4万円の控除が貰えますので、2つの制度を合わせると年間16万円以上の保険料を支払って8万円の控除を得ることができます。

これに対して確定拠出年金は、積み立てたお金すべてが小規模企業共済掛金等控除の対象になります。つまり年間に16万円を積み立てたら、16万円の控除が得られるということです。税制面では確定拠出年金に軍配が上がるでしょう。

手数料での比較


次に手数料面を比較をしてみましょう。民間の保険は生命保険会社が利益を得るために運営している面を持ち合わせているため、運用や貯蓄という考え方で言えば手数料が高いのが事実です。例えば貯蓄タイプの保険を2年間積み立てて解約した場合、戻ってくるお金はほぼゼロです、これは保険会社が取っている手数料です。ただし、将来得られる解約返戻金や満期保険金が保証されているタイプのものが多いため、その金額に納得がいくのであれば手数料のことはあまり考える必要がないかもしれません。

確定拠出年金はiDeCoと呼ばれる個人型のもので年間に2000円程度の手数料が必要です。40年積み立てをして8万円程度の手数料ですので、税効果などを考えると十分もとが取れる制度であると言えそうです。

こうして見ると手数料は確定拠出年金がやや優勢といったところでしょうか。次回はさらに深く保険と確定拠出年金の比較をしていきたいと思います。

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