GPIF+5.1兆の運用益

株式会社AWARDです。

わたしたちの年金の積立金を運用している機関にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)というところがあります。この機関は年金積立金の運用をしている機関としては世界最大となり、株や債券を利用して年金に使われる資金を増やしてくれています。

4~6月で+5.1兆円


GPIFでは管理している資産の2017年4~6月における運用益が+5.1兆円であったことを発表しました。+5.1兆円というと途方もない額ですよね。例えば日本という国の税収と比較してみると、1年間の相続税からの税収が2兆円程度ですのでその2.5倍に当たる数字です。たった3ヶ月でこれだけのお金がプラスになるというのはかなりのインパクトではないでしょうか。この調子で年金に充てられる資金が増えていってくれたら、なんとなく私たちの将来も安泰な気がしますよね。

GPIFの運用の中身とは


GPIFの行っている運用では基本ポートフォリオが定められており、これは私たちが資産運用を行う上でも参考になるものです。

国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%

これがGPIFの基本ポートフォリオです。株式:債券=50:50日本円:外貨=60:40ということで、比較的安全な資産とリスクのある資産が半々くらいずつ保有されるようになっています。この4~6月に上がった利益の内訳を見ると、

国内債券:-14億円
国内株式:+2兆3161億円
外国株式:+1兆9124億円
外国債券:+8809億円

となっています。株高と円安に強いポートフォリオと言えるでしょうか。

国に依存するのも危険?


さて、このように一定の成果を出しているGPIFですが、私たちの年金はこれで安泰だと言えるのでしょうか?実はGPIFがどんなに頑張ってもそれほど影響ないのかもしれません。日本国内の年金の受給者数は4000万人を超えています。仮に4000万人の方が年間100万円ずつ年金を貰うとすると、1年間に必要な金額はなんと40兆円です。GPIFのお金を取り崩したら3~4年でなくなってしまう額ですよね。年金の原資の主役は、結局のところ働いている方たちが支払う年金保険料です。超高齢社会で少子化が進む日本では、この年金保険料から得られる収入が減っていくことは確定しているので、将来的に年金額が減ったり貰える年齢が遅くなったりするのは避けられないでしょう。

安全な運用を求められているGPIFでさえ、50%の資金を株に回す時代です。私たちも自分自身の将来を守るためにリスクを取った運用を検討することが求められているのではないでしょうか。

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