GPIF過去最高益

株式会社AWARDです。公的年金を市場で運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、2016年10~12月期の運用で四半期としては過去最高の運用益が出たことを発表しました。

GPIFは、年金積立金の管理及び運用を行うとともに、その収益を国庫に納付することで厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資することを目的とした法人となります。簡単に言うと、皆さんが納めた年金保険料を運用して殖やす機関ということですね。

GPIFは世界最大の年金基金としても有名で、運用する資産額は100兆円を超える規模を誇っています。今回の四半期での運用益の額も非常に大きく、

10兆4973億円

だったそうです。今回のプラスによって資産規模も過去最高となり、総額144兆8038億円となりました。ちなみにGPIFというと昨年の前半にあった世界同時株安で大きなマイナスを出したことでも話題になりました。しかし、今回のプラスによって成績は持ち直しています。

GPIFが市場で自主運用を始めた2001年以降の成績は、53兆617億円のプラスとなっています。また運用の構成比率における株式の割合を大きくした2014年10月以降の成績でも11兆7757億円のプラスとなっています。マイナスが出た時にはニュースなどでも散々批判をされていましたが、今回の運用益によってそれらの声も一時的には小さくなるでしょう。

しかし、GPIFの運用に関して一喜一憂するのは実は本来の資産運用の考え方とは異なっています。GPIFの運用する資産の構成比率は、

国内債券:35%
日本株式:35%
外国債券:15%
外国株式:25%

と国内の成長も海外の成長も取り込んだバランス型であり、各資産が他の資産の増減を補い合うように作られています。世界同時株安などの危機にはあまり強くない構成比ではあるかもしれませんが、今回のように長期的な目線で見てみると成長していく可能性が高いと言えます。

資産を運用しているのですから、当然減ったり増えたりは起こり得ます。短期的な目線だけではなく、長期的な目線で運用結果を観察していく必要があるのではないでしょうか。

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