「貯蓄ゼロ」世帯の増加
2018.8.9

株式会社AWARDです。

日々の生活に余裕を持たせるには一定額の貯蓄は必要なもの。しかし、日本銀行が事務局を務める金融広報中央委員会のアンケートによると、金融資産をもっていない「貯蓄ゼロ」世帯は年々増加しているようです。

貯蓄ゼロ世帯の割合は


さて、前出のデータによると、2017年の貯蓄ゼロ世帯の割合は何%にのぼるのでしょうか。なんと、その数字は31.2%。実に3世帯に1世帯は、将来のために備えているお金がない、と回答しているのです。貯蓄ゼロということは、不測の病気や怪我があったり、急に必要な出費があればすぐに困ってしまうことになりますから、健全な家計状況とは言い難いですよね。

一方で金融資産保有世帯の金融資産平均保有額は着実に増加しており、2017年では1,729万円となっています。この数字は10年前との比較で6%増加しています。貯蓄ゼロ世帯が増えているのに対して、資産額の平均は増えていることになりますから、まさに世帯間の格差が広がっている状態を示していると考えられます。

世代ごとの格差


また別の調査ではありますが、世代毎の平均貯蓄額についても触れていきましょう。総務省が毎年実施している家計調査の内容からご紹介します。社会保障費の負担も増える中、世代間での資産額にも当然ひらきが出る傾向になります。

60代 2,382万円
(うち負債205万円)
50代 1,699万円
(うち負債617万円)
40代 1,074万円
(うち負債1,055万円)
2,30代 602万円
(うち負債1,123万円)

こうしてみると、40代くらいまでは負債額を差し引くとほとんど資産がない状態が平均のようです。ただし、このような結果になるのは住宅ローンが多く残っている方が多いからと考えられますので、左側の数字の資産額に注目すれば良いでしょう。年齢を重ねればお金も貯まるのが平均的なようですが、この数字をみてどのように思われるでしょうか。自分の家計の方が平均よりもきびしいかも、と思われる方は収入における貯蓄の率を高めたり、資産運用を検討する方が良いかもしれません。

自分の将来に合わせた資金計画を


さて、とはいえ平均的な資産があれば十分満足のいく生活が送れるかというと必ずしもそうではありません。実際アンケートなどでは、老後の生活について「心配である」と回答した世帯は8割程度と高水準です。不安が解消できるような資金計画を早め早めに立てていくのが大切です。

資産を作る基本は、貯蓄&運用です。しっかりと働いて得たお金を貯めて、それを自身が取れる範囲でリスクを取りながら運用していく。これを淡々と続けることができる方が、最終的には大きな資産を築くことができる可能性が高いです。折角の人生ですから、お金のことであまり不安を抱えながら生きたくはないですよね。計画を立てて、将来への道筋ができるだけでも不安はかなり解消されるかと思います。ぜひ世帯での資金計画について早め早めに考えてみてください。

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