奨学金は借金?

株式会社AWARDです。

奨学金というと大学や専門学校に行くときに頼りになる日本学生支援機構の運営する資金援助になります。しかし、最近ではこの奨学金が学校の卒業後も大きな負担となり、問題となるケースが増えていると言われています。

大学生の5割以上が利用?


奨学金というと本来の姿としては返済の必要のない給付型のものを指すように思います。しかし、日本学生支援機構の運営する奨学金はほとんどが貸与型といわれる返済しなければいけないローンタイプのものです。その貸与型の奨学金にも2つのタイプがあり、無利息の第1種と利息がつく第2種があります。

かつては無利息の奨学金がメインだったのですが、国の政策によって有利子奨学金の割合が逆転し、2016年のデータによると金額にして2.4倍、人数で1.7倍も有利子奨学金の方が多くなっています。奨学金を利用した場合は、社会に出たときから返済の必要が出てくるため経済的な負担になります。

実際の返済額はいくらくらい?


では現在の利率で、奨学金を借りた場合、返済額はどれくらいになるのでしょうか。大学4年間の在学中に月々10万円の奨学金を借りて20年で返済していく場合を考えてみましょう。現在の奨学金で固定金利タイプを選択すると利率は0.23%。住宅ローンよりも低い金利になります。しかし、金利が高くなくても負担を重く、

月々20,487円を20年間

で返済していくことになります。月々2万円以上の負担というのは、大学や専門学校を卒業したばかりの社会人には少々荷が重い金額です。厚生労働省の平成29年度の調査によると大学卒業時の初任給は平均で20万6100円程度とのことでしたので、このケースでは初任給の10%近くが奨学金の返済に消えていくことになります。

奨学金を借金として認識


このように無計画な奨学金の利用は利用者の将来を苦しめる可能性があるのです。ただ、非常に低い金利(第1種なら無利息)でお金を借りることができ、学ぶチャンスを広げることができる制度なのもまた事実です。賢い家庭であれば、寧ろ学費は奨学金を利用して余裕のある資金は投資にまわすといったことも考えるでしょう。

大切なのは借りた後にどう返済していくかと、それを実行に移すための計画です。計画通りに返済ができず滞納してしまえば、日本学生支援機構は信用情報機関に滞納の事実を登録してしまいます。するとクレジットカードが作れなくなったり、住宅ローンが借りれなくなったりするなど2次的なダメージも出てきます。利用するからには返済までが奨学金であるという覚悟も大切なのではないでしょうか。

 

 

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