FPの抱える問題点②
2017.5.3

株式会社AWARDです。

昨日はFP(ファイナンシャルプランナー)の役割について書かせて頂きました。幅広い役割を果たし得るFP。しかし、特定の会社(銀行、保険会社、証券会社)に所属していることで、その会社の営業マンに留まることも多い肩書でもあります。本日はそんなFPの抱える問題点を挙げてみたいと思います。

FPの抱える問題点は大きく3つ挙げることができます。

1つ目は、特定の分野に偏ったコンサルティングしか出来ないFPが多いことです。分野をまたいで活躍することが求められる仕事にも関わらず、特定の分野にしか触れたことのない方がほとんどという現状があります。例えば保険1つを組むにしても、年金のこと、住宅ローンに付随する団信のこと、資産運用商品との組み合わせなど、多くの要素を考えた提案ができるのが真のFPでしょう。しかし、特定の会社に所属し自社の商品しか知らないがために、提案が自社商品の販売に終始する営業マンが非常に多いのです。

2つ目は、会社の指示に従って手数料の高い商品のみを販売するFPが多いことです。金融機関の収益源は金融商品を販売することによる手数料です。そのため、それらの金融機関では特定の商品の販売が現場へと指示されることが少なくありません。例えば銀行の投資信託の売れ筋ランキングで1位に来るのは、大抵手数料の高い商品であり、窓口にて販売が推奨されている商品になります。推奨される商品が決められていて、本当に顧客目線の提案ができるでしょうか?実際、金融庁などからも手数料重視で顧客利益に目が向いていない金融業界の姿勢に対して批判の声があがってきています。

3つ目は、短い活動期間で辞めてしまうFPが多いことです。保険、不動産の営業マンなどは折角FPとしての知識を身に付けても、すぐに辞めてしまうケースが後を絶ちません。これは元々業界として、高い離職率を当たり前としているところに問題があります。保険会社、不動産会社では給与制度として歩合制を敷いていることがほとんどです。そのため『販売』ができない営業マンは食べるのに困るようになり辞めていきます。顧客目線の提案力がいくら高くても、手数料の高い商品を『販売』できないのであれば継続できない状況があるのです。本来ライフプランニングを行うFPは長い期間顧客と寄り添うべき存在です。保険も不動産も資産運用も長期的に見なければ本当に価値を生み出したのか分かりません。高い離職率を良しとする姿勢は今後変わっていくべきでしょう。

いかがでしたでしょうか。特定の分野に偏ったコンサルティング、会社の指示による高い手数料の商品販売、高い離職率。FPという仕事はこれらの問題を抱えながら存在していると言えるのではないでしょうか。明日はこれらの問題点に対して弊社として出しているいくつかの答えを紹介していきたいと思います。

カテゴリーから記事を探す