増え続けるタンス預金
2017.4.20

株式会社AWARDです。

皆さんの自宅にはタンス預金がありますか?現金を自宅などでそのまま保管するタンス預金ですが、年々増え続けているというデータがあります。

第一生命経済研究所によると、2017年2月末時点の日本のタンス預金額は43兆円に上ると試算されています。前年からの増加額は約3兆円で、1年間で8%も増えたことになります。金利が全くつかないタンス預金がこれほどまでに好かれる理由はなんなのでしょうか?

表の理由としては、日銀のマイナス金利の影響で下がり切っている銀行預金金利があるでしょう。現在では多くの銀行預金における普通預金金利が0.001%となっており、たとえ1000万円預けていても1年間で100円しか金利がつきません。これだけしか金利がつかないのであれば、現金で持っていた方が安心だ、ということでタンス預金が増える気持ちもわからなくもないように思います。

しかし裏の理由は、、、お金の流れを国に捕捉されたくない人が増えているということではないでしょうか。2016年1月から稼働し始めたマイナンバー制度2018年からは銀行口座にも付番されていくことになります。つまり、国から金融機関間のお金の流れが一目瞭然になるということです。

富裕層の多くは税務当局からお金の流れを捕捉されるのを嫌がります。銀行などの金融機関間のお金の流れは税務当局からすべて分かってしまうので、お金のプライバシーを守るために自宅に金庫を置いて保管する方が増えているのでしょう。

自宅で現金を保管するコストは決して安くはありません。セキュリティーにお金を使う必要も出てくるでしょうし、頑強な金庫なども用意する必要があるでしょう。金庫の価格もピンキリですが、平均的には20万円程度するものが使われているようです。

こういった一連の流れが起きているのは、国の財政や監視体制に対して不安がある富裕層が一定以上いるからなのかもしれませんね。マイナンバー制度も、本来は社会保障が適切な人に行き渡ることなどが目的とされています。もっと日本という国のことを信頼できるように、多くの人に行き渡る情報発信がされるのが望ましいのかもしれませんね。

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