残業で社会保険料UP?
2017.3.13

株式会社AWARDです。皆さんは社会保険料の金額がどのように変わるかご存知でしょうか?

毎月の給与から引かれるお金には、主に税金と社会保険料があります。そして社会保険料のうち『厚生年金保険料』と『健康保険料』の金額は一般的に4~6月の給与によって決められることになります。これは4~6月の給与額が『標準報酬月額』という厚生年金保険料や健康保険料を決めるための基準額として使われるためです。

厚生年金の標準報酬月額等級は全部で30等級となっています。月額の報酬が10万1000円未満であれば一番低い等級になり、標準報酬月額は9万8000円となります。一番高い等級は月額の報酬が60万5000円以上の場合で、標準報酬月額は62万円となっています。

健康保険の標準報酬月額は厚生年金よりも細かく分けられており、50等級が存在しています。一番低い等級は月額の報酬が6万3000円未満の場合で、標準報酬月額は5万8000円に、一番高い等級は月額の報酬が135万5000円以上の場合で、標準報酬月額は139万円となっています。

厚生年金も健康保険もこれらの標準報酬月額の等級によって保険料が決定することになります。そしてこれらの等級を決めるのが4~6月の給与になるわけです。

この報酬に含まれるものとして、賃金、給料、俸給、手当、その他どんな名称であっても、労務の対価として受け取る金銭はすべて含まれることになります。そして残業手当も含まれてくるわけです。

上記の保険料は4~6月の給与で決まり、その年の9月から翌年の8月まで1年間利用されることになります。ですので、4~6月にたくさん残業代をもらうことで、その後の1年間の厚生年金保険料と健康保険料がUPしてしまうことがあります。

例えば月々の報酬が20万円の人が、4~6月の間に月3万の残業代をもらったとしましょう。すると1年間の厚生年金保険料と健康保険料の合計額は、なんと6万円以上UPすることになるのです。他の月も残業して報酬が増えているのであれば良いですが、4~6月の間だけ残業代が多かったということになると、増えた分の多くが社会保険料で消えてしまうことになってしまいます。

ちょっとしたことですが、知らずに損してしまいがちなことでもあります。制度の仕組みを知っているとスマートな生活が送れると思いますので、社会保険料の豆知識としてぜひ覚えて頂ければと思います。

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