ベアと定期昇給
2017.3.12

株式会社AWARDです。だんだん外をコートなしで歩ける日も増えてきました。春の訪れを感じるわけですが、そんな中で会社員の方にとって気になるのはベースアップ(ベア)の交渉かもしれません。

ベースアップという言葉自体は、会社員の方でしたらなんとなく耳にしたことがある場合は多いのではないかと思います。ただ、定期昇給と明確に違いを説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか。本来この2つは全くの別物になります。

一般的に日本の会社では、年齢が上がる、もしくは勤続年数が1年上がるごとに基本給が上昇します。ここで言うところの基本給とは手当てを除いた給料の土台の部分を指します。

定期昇給制度がある会社では、年齢や勤続年数が上がるのに比例して基本給も上がる右肩上がりの曲線である賃金カーブが存在しています。そして、社員の基本給は賃金カーブを基準に決められているのです。これがいわゆる年功序列制度ですね。この制度の上では、毎年、年齢と勤続年数が1年上がるため「定期昇給」があり給与が上がることになるのです。

これに対して、ベースアップは賃金カーブに関係なく基本給がアップすることを指しています。年齢が同じでも貰える給与が増えるということですね。例えば1%のベースアップが行われる場合、20歳の社員の給与が前年まで一律で基本給20万円だったとすると、今年は同じ20歳でも20万2000円(1%アップ)の給料をもらえることになります。

まとめると、ベースアップと定期昇給の違いは次のようになります。

ベースアップ:基本給の底上げ(賃金カーブによる昇給とは無関係)

定期昇給:年齢や勤続年数などの時間経過によって上がるもの

毎年行われる定期昇給は嬉しいですが、その底上げが行われるベースアップもやはり嬉しいものですよね。ただし、ベースアップは企業にとって計画にない固定費の増加に繋がるため負担も大きいようです。全ての企業で行われるわけではありませんので、もし行われれば感謝の気持ちで受けとめられると良いかもしれませんね。

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