夏枯れ相場はあるのか
2018.8.11

株式会社AWARDです。

お盆期間に入り、実家に帰ったり遠くへ出かけている方も多いのではないでしょうか。多くの企業でこの時期はお盆休みとなるため、株式市場からも人がいなくなり気味です。そんな中で『夏枯れ相場』という相場用語があるので、本日はこの言葉とその周辺についてご紹介していきます。

夏枯れ相場とは?


夏枯れ相場とは、夏のお盆休みなどで市場参加者が減ることで株式市場の取引高が減少し、相場があまり動かなくなることを指します。また、夏枯れ相場の一番安値のことを「夏底」といったりもします。昨日の日経平均株価は1日で300円以上の下落となりましたが、典型的な夏枯れ相場の動きと言えるかもしれません。

お盆でお休みに入る前に、機関投資家なども一度持っている株式や先物のポジションを整理したい、という思惑もあるのでしょう。また利益を確定させるということで売りが多く入ることもあるようです。実際に毎年の傾向としてこの時期は出来高が小さくなり、株の相場が冷え込みやすくなるのはデータなどでも検証されています。

対照的なサマーラリー


一方で夏場は株価が上がりやすい、ということを表す『サマーラリー』という言葉もあったりします。こちらは米国の株式相場のアノマリー(経験則)になります。

米国の株式市場においては、7月から9月までの夏場にかけ株価が上昇しやすいと言われています。具体的には7月4日の米国独立記念日から9月第1月曜日のレーバーデー(労働者の日)までの期間を指しており、バカンスに入る前に投資家がボーナスなどで株を買いだめするためなどとも言われます。米国の株式相場が上昇すれば、日本の株式相場も上昇しやすいので、夏枯れ相場とは矛盾しているようにも感じますよね。

アノマリーは理由が大事


『夏枯れ相場』『サマーラリー』を気にしすぎるよりは、なぜそういった言葉ができたのかの背景を知ることが大切かと思います。実際にお盆期間は出来高が減るというのは、株式市場をみていると観察することができますし、NYダウやS&P500といった米国の株の指数は7月頭から上昇傾向にあります。アノマリーにも理由があるので、それを知っていることは取引をする上でプラスに働くのではないでしょうか。

1年を通して季節ごとのアノマリーはたくさんあります。自分で株式市場で取引している人は、ぜひそういった経験則についても調べてみてはいかがでしょうか。

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