人口ボーナスとは
2018.6.23

株式会社AWARDです。

人口の増加と経済の成長には密接な関係性があると考えられています。人口が減っていく国に投資をするよりも、人口が増えている国に投資をした方が良さそうだな、というのは多くの人が感じるところなのではないでしょうか。そんな人口と経済の関係を表す言葉である、人口ボーナスについて本日は取り上げたいと思います。

人口ボーナスと人口オーナス


人口ボーナスとは、総人口に占める働く人の割合が上昇し、経済成長が促進される状態を指します。働く人の割合が増えれば世の中に生み出される付加価値が増え経済成長するということですね。これに対して、人口構成の変化が経済成長を妨げることを人口オーナスと言います。

ハーバード大学の人口学者であるデービッド・ブルームが、21世紀初頭に人口ボーナス期とオーナス期が経済に与える影響が大きいことを特定したことで、広く認知されるようになったそうです。日本では1960年代に高度成長期がありましたが、その時には正に人口ボーナス期を迎えており、労働力の増加が経済発展の成長に強く寄与したと考えられています。

人口ボーナスの定義


人口ボーナスの定義としては、以下のようなものがあります。

1.生産年齢人口が継続して増え、従属人口比率の低下が続く期間
2.従属人口比率が低下し、かつ生産年齢人口が従属人口の2倍以上いる期間
3.生産年齢人口が従属人口の2倍以上いる期間
※従属人口=若年人口(15 歳未満)と老齢人口(65 歳以上)の総数

つまり15歳未満と65歳以上の方の総数よりも、その間の年齢の方の総数が2倍以上いて、その数が増え続けている期間は確実に人口ボーナス期であると言えるでしょう。人口ボーナス期にある国は経済成長が促進されやすいため、投資の対象としては非常に向いている国であると考えることができます。

人口ボーナス期にある国々


では、今現在人口ボーナス期にある国としてはどこがあるのでしょうか。中南米ではメキシコ、ブラジルが現在本格的な人口ボーナス期を迎えており、2033年まで継続します。アジアでは中国が2010年頃に人口ボーナス期のピークを迎えていました。今後人口ボーナス期を迎える国としては、インドネシア、フィリピン、インド、パキスタン、バングラデシュ等が挙げられます。これらの国は今後本格的な人口ボーナス期を迎え、2040年~2060年頃まで継続すると考えられていますので、投資対象としては非常に有力と言えそうです。

いかがでしたでしょうか。投資対象の国を考える上で、人口ボーナスはとても役に立つ考え方です。海外の国々へと投資をする場合には、ぜひ検討材料に加えてみてください。

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