ヘッジファンドの世界
2018.5.24

株式会社AWARDです。

あまり聞き慣れない投資商品の種類として『ヘッジファンド』があるのではないでしょうか。なかなか日本の金融機関で手軽に買うというのが難しいヘッジファンドですが、その実態はどのような商品なのでしょうか。

富裕層が好むヘッジファンド


ヘッジファンドというのは、世界中の富裕層からお金を集めて資産運用を代行してくれる独立系資産運用会社のことを指しています。ヘッジ(hedge)は直訳すると「避ける」という意味で、相場が下がったときの資産の目減りを避けることを示しており、株式市場の上げ下げに影響を受けずに絶対的な利益を追求するファンドになります。

今や日本の投資信託は100円から買えるものも増えていますが、それらの一般的な投資信託とは異なり私募でお金を募るために、ヘッジファンドの1口あたりの最低価格は数百万円~数億円に設定されています。すこし投資するのにハードルがある運用商品であると言えるかもしれません。

高額な報酬


またヘッジファンドのマネージャーやトレーダーは高額の報酬を貰うことでも知られています。世界的な経済誌であるフォーブスが発表した「2017年ヘッジファンド・マネージャー報酬ランキングから、ヘッジファンド関係者たちの報酬を見てみましょう。上位5名の金額は、

5位 レイ・ダリオ(ブリッジウォーター・アソシエイツ)
9億ドル

4位 ケネス・グリフィン(シタデル)
14億ドル

3位 デビッド・テッパー(アパルーサ・マネージメント)
15億ドル

2位 ジェームズ・シモンズ(ルネサンス・テクノロジーズ)
18億ドル

1位 マイケル・プラット(ブルークレスト・キャピタル・マネージャー)
20億ドル

となっています。1位のマイケル・プラット氏は日本円にして2000億円以上の報酬を2017年の1年で稼ぎ出したことになります。華やかな世界ですよね。

株よりも有利な資産か?


ただし、このように華やかなヘッジファンドの世界ですが、必ずしも株式などと比べて優れている資産だというわけではありません。手数料を差し引いたヘッジファンドの2017年の平均リターンは8.5%でしたが、この数字は米国の株式の指標であるS&P500インデックスの2017年のリターン21.8%と比較しても大きく劣っています。つまり、ヘッジファンドが必ずしも株よりも良い成績を出すというわけではないということです。

ヘッジファンドは寧ろ株式とは違った値動きをするのが魅力的な資産です。株式が大きく下落したときでも、プラスのパフォーマンスを発揮することもあります。大きな資産ができてきたら、資産の分散先の一つとして検討していけると良いのではないでしょうか。

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