SBIの取引所 今夏参戦か
2018.4.28

株式会社AWARDです。

一般顧客向けにサービスを開始していない仮想通貨の取引所というと、多くの方からSBIバーチャルカレンシーズの名前が挙がってくるかと思います。SBI証券、住信SBIネット銀行など多くの金融グループ会社を持つSBI。今後の仮想通貨に対する戦略はどう展開していくのでしょうか。

今夏サービス開始か


SBIグループが仮想通貨取引所を始めるというのは、かなり前から構想として存在していました。SBIバーチャルカレンシーズは2016年11月と1年半前に設立されており、金融庁が管轄する仮想通貨交換業の登録は2017年9月に済ませています。当初はサービス開始は2017年中とも言われていました。

しかしその後はサービス開始が延期され、未だに一般の方は口座開設ができる状態になっていません。この理由の一つとしては1月に起きたコインチェックでのNEMの流出騒動だとされています。またもう一つの理由として、サービス開始とともに大量の顧客が殺到した場合に耐えうる社内体制作りが挙げられています。

SBIグループの基盤


SBI証券はネット証券としては断トツの口座数と株式の売買高を誇っています。またSBIグループが手掛ける金融系サービスは非常に多岐に渡り、ネット金融界の雄といっても差し支えないでしょう。SBIグループの顧客の口座開設数は延べ2,300万口座にも上るそうです。確かにこの口座数を考えると、暗号通貨取引所にも大量の口座開設希望者が流れ込むのは容易に想像がつくところです。

また、SBIは現在世界で3位の時価総額を誇る仮想通貨のRipple(XRP)を発行するRipple社の大株主でもあります。リップル社に対するSBIの出資比率は11%。そしてSBIとRipple社は、6対4の比率で出資をしてSBI Ripple Asiaという子会社も設立しています。資本関係があるということは、Ripple社が成長すればその恩恵をSBIも受けられるということになります。本格的に仮想通貨取引所のサービスが開始されれば、SBIがRippleのマーケティングに特に力を入れてくるのは間違いなさそうです。

今夏にサービス開始か


4月26日に行われたSBIの2017年度決算説明会では、SBIホールディングスの北尾社長から今年夏を目途に仮想通貨取引所の本格的な開始日について最終的な結論を出すという言葉が語られています。結論が出ればすぐにサービスを開始するとのことですので、最短で今年の夏に取引所の開設が可能になると考えて良いでしょう。

SBIの仮想通貨取引所で取り扱うのは、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュの4種類で、スプレッドという売買手数料は業界最安値を目指すようです。手数料の高い仮想通貨取引所業界ですので、SBIが本格参戦することで競争原理により他の国内取引所もより使いやすくなることが期待されます。SBIのサービス開始は、仮想通貨が日本人にとって今よりも身近になる大きなきっかけにもなるのかもしれません。

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