マネックスCC買収か
2018.4.4

株式会社AWARDです。

仮想通貨業界で大きなニュースが出てきました。マネックスがコインチェックの買収に名乗りを上げた、というものです。本日はこのニュースの裏を読んでみたいと思います。

マネックスはなぜ支援を検討?


コインチェックといえば1月に起きた仮想通貨NEMの流出騒動で、未だに問題が山積みの仮想通貨取引所です。1月のニュースが出た直後にはM&Aが行われるのでは、といった予想もこちらのコラムでさせて頂いていました。

そしてマネックスといえば1999年に創業した大手インターネット証券グループの一つです。今回のコインチェック買収額は数十億円と伝えられていますが、コインチェックはNEM流出の補填を、自社にある現預金約460億円で実施したような非常に利益が出ていた取引所です。コインチェックが過去に出していた利益額から見ると、数十億円という価格は超割安でしょう。

マネックスグループによるコインチェックの支援話が公表されてから、マネックスグループの株は前日終値の344円から80円高い424円まで上昇しストップ高になりました。それだけこの買収がマネックスグループにとって有利であろうと投資家が考えたことになります。

コインチェックが支援を受けたい理由


なぜコインチェックはこんな超割安な価格で買収されることを検討をしているのでしょうか。なんと今回の話は、どちらかというとコインチェック側から支援要請を出しているようなのです。これには、仮想通貨取引所の金融庁への登録制度が大きく関わっていると考えられます。

コインチェックは登録が正式に完了していない『みなし業者』です。正式な登録を目指し手続きを進めていたようですが、NEMの流出騒動が起きたことで登録が難しくなっているのが現状だと思われます。

そんな状況だからこそ、金融庁の認可を受けて証券業を営むマネックスグループの支援を受けられるのはとても大きいのでしょう。もしかすると金融庁側との話し合いの中で、マネックスグループの資本を受け入れることで登録を進めてもらえる道筋がある程度たっているのかもしれません。そう考えると今回の安い金額での買収話に納得感がでてきます。

仮想通貨業界の安定に寄与するか


マネックスグループによるコインチェックの買収・支援が実現すれば、仮想通貨の市場の安定化へと寄与することが期待できます。なによりも大事なセキュリティーの問題に関して、金融業をやってきた証券会社の技術やノウハウを使いながら強化されていくのはとても良いことだと思います。

SBIグループの仮想通貨取引所も今後オープンしてくるでしょうし、金融系の取引所の存在感が増していくことも考えられます。まだ新しい業界ですが、早くも再編の動きが出ているのには要注目です。

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