コインチェック補填完了
2018.3.13

株式会社AWARDです。

1月26日に発生し、日本のみならず世界中を揺らしたコインチェックからのNEM(ネム)の盗難事件。コインチェックから不正流出した総額は、当時のレートで約580億円でした。こちらの補填が昨日12日に実施されたとのことです。

スカイツリーが盗まれた?


約580億円分の暗号通貨が不正流出したと言われても、なかなかピンと来る方はいらっしゃらないかもしれませんが、日本で一番高い建物であるスカイツリーの建設費が約600億円。1日のうちにスカイツリーが盗まれた、と表現するととんでもない事件だったのが想像しやすいかと思います。

NEMの盗難は暗号通貨市場にも大きな不安をもたらし、金融庁からコインチェックに対して業務改善命令も出されました。またその影響は他の取引所まで広がり、いくつかの暗号通貨取引所に対して業務改善命令が出され、業務停止に至った取引所も出てきました。

顧客に対する補填は


流出した総額は約580億円でしたが、流出した暗号通貨での補填はコインチェックにはできないということで、流出発覚から翌日に補填方針が発表されるまでの平均レートである約466億円が顧客の口座に入金されました。実際に日本円が口座内に戻ってきてほっとしている人の声もSNSなどで見ることができます。

今回約466億円を日本円で補填したコインチェックですが、当初は全額を補填できるのか疑いの目も向けられていました。しかし、顧客の口座数が累計170万、事件直前の2017年12月の月間取引高が3.8兆円にも上っていたことが公開され、相当な利益が出ていた企業であったことが分かっています。

一部通貨の出金・売買も再開


またNEMの流出事件にともない、コインチェックで止められていた暗号通貨の出金・売買に関しても昨日より一部再開されています。再開されたのは、

出金再開対象仮想通貨:ETH、ETC、XRP、LTC、BCH、BTC
売却再開対象仮想通貨:ETH、ETC、XRP、LTC、BCH(BTCは元より売却可)

となっており、全13通貨中6通貨が売却・出金可能になっています。残りの7通貨に関しては匿名性の問題など含め、今後の扱いについては検討中のようです。

業界に大きな影響をもたらしたコインチェック事件。補填も済んだのに加え、他の業者に対する業務改善命令などが出たことが、結果として今後の暗号通貨市場の健全な発展に繋がっていけばと思います。

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