金と株
2018.3.4

株式会社AWARDです。

資産の中でも特に安全で価値が保たれると信じられているものの一つに『金』があります。金をコインで持っていたり、金地金を持っていると何か起こったときの備えになりそうだと思いませんか?本日はそんな金を株と比較してみます。

金の持つ魅力


金が持つ魅力にはなにがあるでしょう。まず世界に存在する量が限られた貴金属であることがあげられるでしょう。有限であるからこそ価格が上がり続けると信じる方はたくさんいます。世界中にある金をすべて集めても50mプールにたった3杯分ほどしかないと言われてますから、その貴重さがよく分かります。

そして古くから価値があるものとして扱われてきており、今に至るまでそれが変わっていないことも金の持つ安全神話をより確固たるものにしています。ツタンカーメンのマスクも金で出来てますし、歴史の教科書にでてくるように金印なども貴重なものとして使われていました。もちろん小判や金貨といったお金自体としても使われてきています。だからこそ、今後も金は価値を持ち続けると多くの方が信じているのだと思います。

インフレや危機に強いのか


そして金は物質であるがゆえに、通貨の価値が下がる局面や、景気が大きく落ち込む局面で輝きを増すとも言われいます。この説は本当なのでしょうか?例として2008年のリーマンショックの時の金と株の値動きを見てみましょう。

2008年1月
金:3180円/g
日経平均株価:14111円

2010年1月
金:3140円/g
日経平均株価:10982円

リーマンショックが起きたのは2008年9月。金は確かに1年ほどでリーマンショック後の水準を戻しているのに対し、日経平均株価は落ち込んだまま回復できてないのが分かります。これだけみると金の安全資産としての強さが見えるように思います。

では2008年から10年が経った2018年ではどうでしょうか。

2018年1月
金:4601円/g
日経平均株価:23506円

とリーマンショック前の水準とくらべると、金が+45%程度、日経平均株価が+67%程度となりました。こうしてみると長期的に資産を殖やすという意味においては、金は必ずしも有利ではないことも分かってくるかと思います。

金のデメリット


どうやら金は株式などと比べると比較的危機には強いようですが、それほど価値が増していく資産ではないようです。ここで金のデメリットを挙げさせて頂くと、

配当がなく値上がりでしか利益が得られない

という点があります。金は株式のように企業の出した利益が持ち主に還元されるような仕組みがありません。世界における金の需要と供給のみで価値が決定されます。となると、長期的に見ていくと株式などと比べると負けてしまう可能性は高いのではないでしょうか。

一般的に金は資産の5~10%程度持つと良いと言われることもあります。安全資産として金を保有したいという方は、自分の資産全体のバランスを見て適切な割合で持つようにしてみましょう。

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