日経平均2万2000円回復
2018.2.20

株式会社AWARDです。

19日の東京株式市場で、日経平均株価は22000円台を約2週間ぶりに回復しました。2月頭の急落で投資家の不安が募っていた株式市場にすこし落ち着きが戻ってきたように思います。

上昇の要因は買戻し?


19日は中国や香港が春節という中国の旧正月により休みだったのに加えて、米国の市場も休みでした。そのため日本の株式市場と欧州の株式市場が世界の相場を牽引することになりました。米国の雇用統計をきっかけに崩れだした株式市場ですが、大きく下げた後の買戻しが入ったために相場が戻ってきたようです。

この買戻しの理由を理解するには先物や空売りの仕組みを知る必要があります。通常の株式では、買って保有しているものしか売ることはできませんよね。しかし先物や信用取引を使った空売りでは、自分自身がその株を持っていなくても空売りといって先に売りから入るポジションを取ることができるのです。

売りの仕組み


先物の売りや信用取引における売りは、主に株価が高くこれから下がることが予想されるときに行われます。その後予想通り株価が下落したところで買い戻すと利益を得ることができます。

例えば20000円の株を先に売りから入るとどのようなことが起きるでしょうか?売りから入った場合には後から買い戻すことでポジションを解消しなければならないのですが、予想通り株価が下落して15000円になると、20000円で先に売って20000円を手に入れている中から15000円を支払って買い戻すので5000円の利益になります。逆に25000円に値上がりしてしまった際にも買い戻す必要があるため、先にもらった20000円だけでは支払いが足りず追加で5000円の損失が出ることになります。

今後の流れはどうなるか


さて2月初頭にあった急激な株式市場の下落には、上記のような先物や信用取引の売りが大きく関わっていました。膨らんだ売りポジションは、買戻しによって解消していく必要があります。2週間経った今、売りポジションの解消で買いが入ったことも相場を押し上げた一因になっているということですね。

ただし、企業の業績などから考えてみても日経平均株価21000円台は割安な水準というのは、多くの市場関係者から聞くところです。株式市場は未来を予想しながら動くため、為替が円高に振れていることには注意が必要ですが、記憶に新しい昨年9月から10月にかけての日経平均株価の連騰時と比べて企業業績が悪化しているわけではありません。すこし落ち着いて相場を観察していっても良さそうです。

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