中央銀行の歴史
2018.2.12

株式会社AWARDです。

わたしたちが普段使っている日本円。これは法定通貨と呼ばれ、日本の中央銀行である日本銀行が発行しています。同様に米国や英国では、米ドル・英ポンドが法定通貨として使われています。本日はこの法定通貨と中央銀行のことについて少し掘り下げてみます。

意外と短い中央銀行の歴史


法定通貨という意味では、その時代時代において流通している通貨が法定通貨と言えるかもしれませんが、今のように中央銀行がお金の流通を管理する仕組みができたのは1833年のことでした。最初に中央銀行として通貨を発行したのは英国です。

民間の銀行であったイングランド銀行が発行する銀行券を法定通貨として定めるところからスタートし、その後イングランド銀行自体が国営化されることになります。こうして世界で初めて、中央銀行が法定通貨を発行して国の経済をコントロールするという仕組みが出来上がったのです。これが上手くいったのを見て、当時のアメリカ・日本が中央銀行の仕組みを自国に取り入れることになります。

世界に広まった中央銀行


なお、1900年代の段階で中央銀行を設置していた国の数はいくつくらいあると思いますか。なんとたったの18ヵ国程度だったそうです。それが1960年代には50ヵ国になり、現在ではほとんどの国で設置されるようになりました。こうして国に中央銀行があること、法定通貨があることが世界の常識になっていったのです。

通貨の発行権というのは、とても強力な権利です。大量のお金を発行すれば、お金の価値は下がり物価は上昇していくことになりますし、逆にお金を発行しなければ世の中に流通するお金の量が減るため物価は下がっていくことになります。現在ではお金の発行量よりも金利を利用して経済のコントロールがされることが多いですが、政府にとって中央銀行がありお金の流通を掌握できることは都合が良いことは何となく感じられるのではないでしょうか。

法定通貨と暗号通貨


さて、こうして法定通貨ができてきたわけですが、ここで暗号通貨のことを少し考えてみましょう。例えば世の中でもっとも使われている暗号通貨はビットコインですが、こちらの通貨は中央銀行のように管理している団体などがあるのでしょうか?実はこれは存在しておらず、独自のネットワークの中で発行や流通が統括されています。つまり、管理主体がいないお金である、ということです。

法定通貨が利用されることで国の中では経済圏が作られます。日本円が使われる経済圏、米ドルが使われる経済圏、中国元が使われる経済圏といった形です。こういう意味で暗号通貨を捉えると、ビットコイン経済圏といったものができてきているわけです。暗号通貨はまだまだ世の中に浸透していると言えるほどではないですが、各通貨が独自の経済圏を作っていると捉えると面白いかと思います。

中央銀行が発行する法定通貨の歴史も200年に満たないことを考えると、今後法定通貨に代わる独自の通貨が世界で流通するという未来は意外と近くにあるのかもしれませんね。

カテゴリーから記事を探す