投資の比較対象とは
2018.1.20

株式会社AWARDです。

年間に15%お金が増えた投資は良い投資だと思いますか?1年間投資することによって100万円が115万円になるわけですから、多くの方が良い投資であるとお答えになるかもしれません。しかし、プロの世界ではそれが必ずしも良い投資であると言わないのです。

比較対象はなにか?


例えば2017年に日本株の取引を行い、+15%の成績が出せたとしましょう。この場合の比較対象は、ついつい預金(金利0%)にしてしまいがちです。しかし、実際には日本株に平均して投資した場合の利回りと比較しなくては、リスクに見合ったリターンが得られているかは分かりません。

例として2017年の日本株の指標(インデックス)をいくつか見てみると、

TOPIX:+22.2%
日経平均株価:+19.1%
東証マザーズ指数:+30.7%

と、すべてが+15%を上回る成績を出しています。TOPIXは日本の東証一部に上場している株全体に投資をした場合、日経平均株価は日本を代表する225社の株に投資をした場合、東証マザーズ指数は日本の新興株が上場しているマザーズ市場全体に投資した場合の指数です。つまり、これらの指数に負けてしまっている時点で、取ったリスクに対してリターンが小さかったことを示すと言えます。

株以外でも比較対象を見つける


資産運用を行う場合に、市場の成長率に対して自身の資産がどう増えたかを考えてみるのは有効です。例えば最近流行りの暗号通貨の取引で言えば、単純にビットコインを保有した場合の成績と比較してみれば良いでしょう。

昨年はビットコインを単純に保有している場合でも資産が十数倍になりました。もし、他の暗号通貨を売買した結果それよりも小さな資産の殖え方になっていたのであれば、むやみに取引して手数料などの無駄なコストを払わない方が良かった、ということになるのかもしれません。

減るときも同様に考える


さて、ここまでは資産が殖える場合の話をしてきましたが、市場全体が下落している場合の比較対象も同様に考えれば良いでしょう。優秀なアクティブファンドの成績というのは、市場全体の下落が激しいときでも、その下落幅よりマイナスが抑えられているものです。市場全体が下落しているときにプラスの成績を出すのは難しいですが、マイナスを抑えることができているアクティブファンドはしばしば見かけます。投資信託を選択する場合には、プラス幅の大きさだけでなく、マイナス幅の小ささにも注目したいですね。

投資は減ることも増えることもあるものです。どちらにも目を向けて、自身の目標を達成するために有効な手段を選択していって欲しいと思います。

 

 

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