大学の資産運用

株式会社AWARDです。

大学と言えば学問の場というイメージが強いですが、大学が資産運用をしていると聞いたら皆さんはどう思いますか?実は日本・海外を問わず、大学は資産運用をやっています。

資産を持つ大学


日本の大学でもっとも資産を持っている私立大学は、学生数が多いことでも知られる日本大学です。総資産は7373億円でその多くは土地・建物などの固定資産が占めますが、流動資産も500億円以上を占めています。総資産額で上位の大学を抜粋しますと、

1位 日本大学 7373億円
2位 帝京大学 5734億円
3位 近畿大学 4101億円
4位 慶應義塾大学 4009億円
5位 早稲田大学 3616億円

となります。やはり有名な大学が並びますよね。学生の学費や、卒業生からの寄付などで得たお金のうちすぐに使用しない部分は大学の資産になります。そして貯まった資産の一部を、利益を生み出すために資産運用へとまわしているのです。

安全資産を中心に


大学の資産運用では殖やすことももちろんですが、守ることにも重きが置かれています。多くの私立大学では債券を中心とした安全資産を中心に運用をしています。しかし、最近では積極的に利益を出すために、もっとリスクのある商品を組み込む大学も見られるようになってきています。

早稲田大学では2018年から4~5年で計1億ドル(113億円)を、海外の未公開株などリスク性の高い金融商品で資産運用する方針だそうです。ちなみに海外の大学を見てみるとさらに積極的にリスクを取りながら収益をあげている実態が見えてきます。

ハーバード大学の例


例えばハーバード大学は知っている方も多いでしょう。多くの著名人を輩出している超名門校です。こちらのハーバード大学では寄附金などを基金で運用していますが、2014年度のリターンは15.4%/年で、過去20年間の平均リターンは12.3%/年です。なんと20年間の運用で保有している資産は10倍以上に増えたことになります。

ちなみに2015年のアロケーションを見てみると、米国株11%、海外株11%、新興市場株11%、PE(未公開株等)ファンド18%、 天然資源11%、不動産12%、絶対収益型ヘッジファンド14%、債券10%となっており、グローバル分散投資が徹底されています。債券中心の日本の大学と比べると、資産運用の王道により近いのはハーバード大学と言えそうですね。

巨額の資金を運用しながらも優秀な運用成績を出している大学の運用からは、私たち個人も学べる事があるのではないでしょうか。

 

 

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