変わるNISA制度
2017.12.26

株式会社AWARDです。

NISAはこのコラムを読んでいる方の中でも利用している方が多いのではないでしょうか。来年からは年間あたりの非課税枠が小さく非課税期間が長い積立NISAも始まりますが、従来のNISAもロールオーバーが可能になってきます。

ロールオーバーとは?


ロールオーバー(Rollover)とは「乗り換え」を意味し、金融用語としては先物取引などで保有しているポジションを取引最終日までにいったん決済し、次の期限(次限月)以降のポジションに乗り換えることを指します。

それではNISAのロールオーバーとはどういったことは指すのでしょうか。これは本来5年間で終わるNISAの非課税期間ですが、ロールオーバーを選択した場合、現在非課税で保有している証券を全額翌年のNISAの枠内で持ち続けることができるという制度になります。

具体的な事例


これまでは、5年後にNISA口座内で保有している金融商品の時価が120万円を超えた場合、120万円分しかロールオーバーができず、超過分は通常の口座(特定口座)に移すか、売却する必要がありました。例えば1年目に非課税投資枠で100万円を投資し、5年後に時価総額で200万円となった場合、翌年にロールオーバーできるのは非課税投資枠の上限の120万円分だけで、残り80万円は特定口座に移すか売却しなければいけなかったのです。

これに対して新制度では、従来あったロールオーバーの上限がなくなります。5年間の非課税期間終了時に、非課税投資枠で投資していたすべての資産をロールオーバーすることが可能になるのです。先ほどの例では200万円全額を、5年間延長して非課税投資枠を使えます。

ロールオーバーのデメリット


しかし、ロールオーバーにはデメリットもあり、5年前にNISA口座で購入した証券をロールオーバーする場合、その合計額が120万円を超えていれば新たにNISA口座で追加投資をすることはできなくなります。ロールオーバーによりNISAの枠を使い切ってしまうことになるわけですね。

ロールオーバーが向いているのは、NISA口座の枠をフルに使っていて、その商品を長期に渡って保有し続けたいという方でしょう。制度のことはしっかりと理解して自分に合った使い方をしたいものですね。

【金融庁】
NISAのポイント

 

 

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