DMMがCASH買収
2017.11.21

株式会社AWARDです。

以前にこちらのコラムでも取り上げた即時買取サービスのCASHが、なんとDMMに買収されるというニュースが公表されました。DMMが買収に用いる金額は、なんと70億円。このニュースについて本日は取り上げてみましょう。

東洋経済のCASHの記事

DMMとは


DMMという企業の名前を聞いたことがない、という方は少ないのではないでしょうか。オンラインゲーム、動画配信、電子書籍をはじめ、通販ショッピングや競輪などを行っている会社です。他にもオンライン英会話、格安スマホ、外貨投資のFX、各種レンタルなど多様なサービスを提供しており、いずれかのサービスには触れたことがあるという方が多いかと思います。わたし自身、モバイルWiFiで使用している格安SIMはDMM モバイルのものを利用しています。

こちらのDMMですが、もともとはアダルトコンテンツ中心に発展してきた会社でした。アダルトコンテンツというとイメージは良くないかもしれませんが、そこで稼ぎ出したお金を様々な事業に注ぎ込む事で多角化に成功してきた会社なのです。企業としての歴史もあり、今のところ上場するといった話は聞かないものの、2017年2月期の売上高は2000億円弱という巨大企業になっています。従業員数も2500名を抱えており、イメージだけでは語ることのできない会社です。

なぜCASHは買われたのか


今回DMMが買収したのはCASHという即時買取のサービスを運営しているバンクという会社です。今回DMMが70億円を投じる決定をしたこの会社、運営はたったの6名、そして2017年2月の創業から8ヵ月しかたっていない会社でした。しかし、6月28日にリリースしたサービスであるCASHで、たった16時間の間に3億円分以上の即時買取の希望が殺到したことで大きな話題となりました。その時のことは本コラムでも取り上げています。

『CASH』とは何か?

今回の買収においては、双方の目的が強く一致したようです。バンク側としてはCASHのリリースで見えた即時買取サービスの市場が大きいことが分かったため、大きなお金をかけて勝負をかけたいタイミングだったこと。そしてDMM側としては今までになかった画期的なサービスを生み出したチームをそのまま手に入れることに大きな価値を感じたようです。

唯一無二が大きな価値をもつ時代


今回DMM側が行ったデューデリジェンス(投資の前の調査活動)では、バンクの会社の価値は数億円程度だったとのこと。ただ、実際の買収額はバンク側の言い値である70億円となりました。それだけ、今後のことまで考えた上で価値が大きいとDMM側で判断したのでしょう。

今回の一件から学べることの一つに、唯一無二のもに対しては大きな価値がつく、ということがあります。これは一般的な投資においても同じことが言えます。例えば不動産は全く同じ物件というのは世の中に2つとありません。そのため、どうしてもここが欲しい、と思う人がいれば市場から判断される価格とは全く違う価値がつくことがままあります。企業や物の価値というのは、一つのモノサシでは測れないと言えるのではないでしょうか。

DMMの力が加わったCASHが今後どのように変化していくかも楽しみですね。注目していた企業の買収劇とあって、とても心揺さぶられるニュースでした。

 

 

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