日本株26年ぶり高値
2017.11.8

株式会社AWARDです。

日経平均株価が22937円まで上昇し、23000円目前まで迫ってきました。これは1992年1月以来、25年10カ月ぶりの高値となります。日本の株が急に上昇し始めたのはなにが理由なのでしょうか。

バブル崩壊と株価


日本の株価がピークをつけたのは1989年のバブルの時期でした。その頃には38915円と4万円近い水準まで日経平均株価が上がっていたのです。その後バブルが弾け、本来の水準よりはるかに高い株価になっていたことに気づいた人々が一斉に株を売り出しました。そしてあっという間に株価は半分以下まで落ち込んでしまったのです。

それから何度か2万円台を回復することはあったものの、長い間その水準を保つことはできずに、2万円を切っているのが常態化していました。まだピークと比べると半分を少し上回ってきた程度ですが、それでも久々の水準に証券関係者は喜んでいるのではないでしょうか。

企業利益の回復


さて、現在の株高ですが、企業の利益が回復していることによる上昇と見る事ができます。上場企業の利益は今期も過去最高を更新する見込みです。企業が大きな利益を出しているということは、株を持っている人に利益が還元されるということを示します。

企業の利益が回復⇒株価の上昇

という流れは至って自然なもので、現在見込まれている利益額から逆算すると、今の株価は決して高くありません。海外の経済が好調なので、その取引先である日本も恩恵を受けているのです。グローバル経済の中では世界中の景気が連動します。

この景気は長く続くか?


さて、このような株高はこれからも長く続くのでしょうか。それに関しては疑問点も多くあります。まず日本の株式市場の構造として時価総額の上位を昔から続く企業や旧国営企業、銀行などが占めていることがあります。

トヨタ、NTT、NTTドコモ、三菱東京UFJ、JT

などです。米国では多くのIT企業が株式市場の主役になっているのに比べると、産業構造の変化があまりないのが日本の特徴になります。これらの企業が牽引している株式市場ですから、世界の期待を長期間に渡り背負っていくのは困難な道のりなのではないでしょうか。

日本株は91年末と同じ株価に26年近くかけて戻ってきたわけですが、その間に米国株は7倍、欧州株は4倍になっています。世界に負けずに大きな成長をする企業が出てきて株式市場がより盛り上がることに期待したいと思います。

 

 

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