偏る富とその理由
2017.11.1

株式会社AWARDです。

日経新聞に気になる記事がでていました。それは富がスーパースター、世界的企業の創業者に偏っているというものです。アップル、アマゾン、フェイスブックといった世界に名だたる企業が成長することで、単純な労働をする従業員にはお金が行き渡りにくくなっているかもしれません。

フェイスブックとトヨタ


フェイスブックと言えば、利用者数は世界で20億人、株式時価総額は59兆円に達する超巨大企業です。全世界のおよそ4分の1の人が利用しているというすごいサービスでもあります。

しかし、この企業の従業員数はたったの2万人。日本の時価総額1位のトヨタは従業員数36万人ですので、たった18分の1しかいないことになります。ちなみにトヨタの時価総額は23兆円。フェイスブックの半分にも及びません。

従業員1人あたりの企業価値を考えると、フェイスブックは29億5千万円、トヨタは6千万円です。つまり革新的なIT企業であるフェイスブックは従来の企業に比べてはるかに少ない人員で企業価値を高める事ができていることになります。

富はどこに向かうのか?


現代の世界では、企業のあげた売り上げの多くは革新的なビジネスモデルを打ち出した創業者へ向かいます。現にフェイスブックを作ったマーク・ザッカーバーグは33歳にして世界6位の大富豪です。総資産額は現在およそ8兆円であると言われています。

フェイスブックで働くエンジニアも当然会社の成長の恩恵は受けていると思いますが、その数はたった2万人ととても少ないです。革新的な企業であればあるほど、必要な労働力が少なくなっているのではないでしょうか。労働の価値が世界的に低下してきているのを感じます。

生きるための道


労働力の価値の低下は革新的な企業以外でも起きてきています。例えばわたしの近所のスーパーでもセルフレジが数台導入されましたが、これによりパートの従業員の雇用はいくらか減ったことでしょう。身の回りのことで自動化され人が必要なくなっている場面は多くあると思います。

今後の世界を考えると、世の中に必要とされる技術や能力を持った人材になるか、それとも資本家側、つまり革新的な企業への投資を通して富を得ていくか、その2つしか道は残されていないように感じます。ただ単純な労働を重ねるだけでは生きていくのも困難な時代がやってくるのではないでしょうか。早いうちから準備をして時代の変化に取り残されないようにしたいものです。

 

 

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