日米英の資産の殖え方
2017.10.31

株式会社AWARDです。

10月25日に金融庁が「金融レポート」を公表しました。金融庁が発表しているレポートということで、一般的にはなじみが薄いものですが、今年は資産運用について考える人のためには大切な内容が多く含まれています。その一つとして日米英の家計金融資産の殖え方について取り上げてみたいと思います。

取り残される日本


日米英の家計金融資産の残高を比較すると、この20年で米国では3倍に拡大しているのに対して、日本ではその伸びが1.5倍に留まっているそうです。1995年の家計金融資産を1とすると、2015年に日本は1.54となっているのに対し、米国は3.32です。また英国は1997年を1としていますが、2015年で2.46とやはり2倍以上になっています。

日本では失われた20年ですとか、失われた30年といったバブル後の経済の低迷を表す言葉がありますが、家計金融資産についても同様のことが言えそうです。同じ先進国である米国や英国が大きく家計内の金融資産を殖やしているのに対し、日本はあまり変わっていないという現状が見受けられます。

資産運用に弱い日本


家計金融資産の伸びがわるいのは、単純に経済が低迷して貯蓄ができなかったということだけではありません。日本というお金をたくさん持っている国であるにも関わらず、資産運用がとても下手なのがデータから浮かび上がります。

2016年の家計金融資産の伸びのうち運用リターンによるものが分析されていますが、日本はわずか0.6%しか運用で資産は殖えていませんでした。これに対し、米国は4.1%、英国は6.5%です。米国は日本の約7倍、英国は日本の約11倍のリターンをあげていることになります。1年間だけでもこのような差がつくというのは驚きですよね。

もっと資産運用を身近に


現在、日本の家計金融資産は現在1800兆円を超えています。これが年に3%のリターンを得るだけで、年間に殖える家計の金融資産額は50兆円を超えてきます。日本が戦後長い時間をかけて積み上げてきた金融資産のパワーは決して小さくありません。

米国、英国といった国は伝統的に資産運用に強い国ではありますが、これらの国に倣うことで日本の持つ家計金融資産はもっと力を発揮することができるのではないでしょうか。お金は銀行やタンスに眠っているだけでは、なんの力も発揮しません。日本人はもっと資産運用を身近に感じてチャレンジしていって良いのではないでしょうか。

 

 

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