マネーフォワード上場
2017.10.1

株式会社AWARDです。

9月29日にこちらのコラムでも何度か紹介してきたマネーフォワードが上場しました。今回はマネーフォワードの上場初日を終えて思うところを書いていきたいと思います。

自動家計簿サービス


マネーフォワーは自動会計簿サービスをメイン事業に据えるフィンテック企業です。銀行、証券、クレジットカード会社、FX会社、暗号通貨取引所等、様々な機関の情報を入力することで自身の資産管理が簡便に行えるサービスを行っています。最近では都内のマンション等を入力すると自動で査定結果を反映するといった試みも始まりました。

ちなみにユーザー数は現在500万人を突破しているとのこと。日本人の人口の5%程度が使っているサービスであると考えると、かなり認知されてきていると言えそうです。最近ではMFクラウドという企業向けのクラウド会計・確定申告のサービスも伸長しており、今後の成長に期待されている会社です。

上場初日の結果は?


今回の上場にあたっては、市場に売りに出される前の公募価格は1,550円でした。そして上場初値は3,000円。公募価格の2倍程度の値段をつけることになりました。運良く購入できていた方は、上場してすぐに売却したとしても使用した資金と同程度の利益を得る事ができたはずです。

このように市場で良い値段がついたマネーフォワードの株式ですが、創業以来ずっと赤字の企業でもあります。2016年11月期は8億8,259万円の赤字であり、2017年11月期も赤字予想です。しかし、売上自体を見てみると2013年11月期に355万円だった売上高は、2016年11月期に15億4,217万円になっています。今回の上場は成長性を買われての上場であり、今後に対する投資家の期待が大きいことが分かります。

投資家が世界を作る


ではマネーフォワードが赤字を出してきた中でも事業を続けてこれて、上場へ至ることになったのはなぜなのでしょうか。企業というのは資金が尽きてしまえば倒産してしまいます。一度もまだ黒字化していないマネーフォワードが素晴らしいサービスを運営し続けているのは、陰に投資家の存在があります。

マネーフォワードは繰り返し資金調達を実施してきた会社でもあります。出資者の顔ぶれを見てみるとクレディセゾン、静岡銀行、マネックス、SBIなど大規模な会社の名前も並びます。夢と成長性がある事業に対して、投資家が一時的な損失を許容しながら投資をするから新たなサービスが立ち上がり運営されていきます。

実は資本主義経済の中で新たなサービスが生まれる瞬間には投資家の存在はつきものなのです。ぜひ投資をする、ということの意義を、お金を殖やすだけではない社会への貢献という面でも見つめてみてはいかがでしょうか。

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