株式の売買が無料に?
2017.9.1

株式会社AWARDです。

ネット証券業界を引っ張っているSBI証券。そのSBI証券が昨日からまた新たなサービスを開始しました。それは『1日あたり10万円以下の株式売買の手数料を無料にする』ことです。売買手数料を無料にすることは、SBI証券にとってどのような意味があるのでしょうか。

ネット証券No.1のSBI証券


SBI証券のようなネット証券は、1999年前後に次々と誕生してきました。これは金融規制が緩和され、FX会社が多く立ち上げられた時期とも重なります。それから約20年。業界の勢力図はかなり定まってきています。

売買代金シェア、口座開設数ともにSBI証券は圧倒的に大きな存在となっており、売買代金では市場全体の35%のシェアを誇り、2位の楽天証券を2倍以上引き離しています。

店頭証券と比べると


そんなSBI証券を含むSBIホールディングスの2017年3月期の営業収益は2619億円。純利益は325億円と安定した企業経営がなされていることが分かります。ただし、国内最大手の証券会社の野村證券を擁する野村ホールディングスと比較しますと、売上高は1.7兆円、純利益は2396億円と桁が1つ違ってきます。

このようにネット証券ではNo.1を手に入れたSBI証券ですが、まだまだ店頭証券大手には全く手が届いていない現状があるのです。昔ながらの顧客を抱え続ける店頭証券の強さが垣間見えます。

住み分けの明確化と将来展望


このように店頭証券とネット証券との間にはまだ大きな差があります。店頭証券は富裕層が主なターゲット、ネット証券は若くて合理的な方がターゲットとして、違うビジネスだと捉えた方が現実的かもしれません。

しかし、SBI証券は若い顧客を増やしていくことによって、将来的な富裕層を囲い込める可能性も秘めています。つまり若い方の囲い込みを、将来まで見通した上での戦略として捉えているのだと思います。

今回の1日10万円以下の株式売買の手数料が無料になるというのは、正に広告や囲い込みの意味があるサービスなのだと思います。初めて株式売買をやる方にとってはメリットの大きなサービスですので、ぜひ利用していくと良いのではないでしょうか。

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