本質を見抜く
2017.8.20

株式会社AWARDです。

投資商品を検討する上で、数字を使ってその商品の本質を見抜くというのはとても大切なことになります。特に銀行で販売されている投資信託とセットになっている預金ですとか、外貨預金などの正体が一目でわかるようになると、金融リテラシー(金融を読み解く力)はかなり向上するでしょう。

定期預金金利が6%?


例えばたまに銀行の窓口で見かけるのが『3ヶ月の円の定期預金金利が6%』といった商品です。現在の大手銀行の普通預金金利は0.001%ですので、数字の上では6000倍の金利の定期預金ですからお得そうに見えますよね。

ただし、これにはしっかり裏があって定期預金をするのとともに同じ金額の投資信託をセットで購入しなければならない、というものだったりします。そして良く見てみると投資信託の販売手数料は3%必ずかかるようになっていたりするのですよね。

この定期預金に500万円預けると、500万円分の投資信託もセットで購入しなければならないということです。実際に数字を使って3ヶ月までに必ず動くお金を計算していきますと、

【定期預金金利】
500万円×6%×(3ヶ月/12ヶ月)=7.5万円

まず3ヶ月の定期預金では、7.5万円の金利が貰えることになります。次に投資信託の手数料を計算してみます。

【投信販売手数料】

500万円×3%=15万円

投資信託の販売手数料は購入時に掛かってくるので、確実に必要な手数料が15万円ということになります。ここで金利と手数料を比べてみると、

7.5万円-15万円=▲7.5万円

となり、貰える金利よりも投資信託の手数料の方が7.5万円も多いことになるのです。つまり、この定期預金の本質は、投資信託の手数料で確実に儲かる手数料の一部を定期預金の金利という名目でお返ししますよ、という商品ということですね。

このように、パッと見ただけではお得そうに見える商品も、金融機関側が儲かるような仕組みになっている場合はとても多いです。外貨預金なども同様で、高い金利で勧誘されている銀行の外貨預金も、金利よりもはるかに高い為替手数料を取られていたりするのです。

お得そうな商品を見かけたら、すぐにやってみようと思うのではなく、ちょっとだけ足を止めて計算してみてください。それが本質を見抜くことに繋がるのではないでしょうか。

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