インフレの罠

株式会社AWARDです。

『インフレ』というのはモノの値段が上がっていくことを指します。例えば、昨年は100円だったペットボトル飲料の値段が、今年101円になっていたらインフレ率1%、102円になっていたらインフレ率2%です。

緩やかなインフレが世界のトレンド


今の日本で目標とされているインフレ率は何%だと思いますか?2013年1月に行われた日銀の金融政策決定会合で、物価目標2%が導入されているため、毎年2%のインフレを目指していることになります。これは欧州、米国などでも同様の2%という基準が使われており、世界の先進国のトレンドは緩やかなインフレということになるかもしれません。経済が拡大すると物価は自然と上昇していくため、緩やかなインフレは政府にとって望ましいことなのです。

もしインフレが起こり続けると


ちなみにインフレというのは既に持っている資産の価値が減ることにも繋がります。物価が上がっていくため、同じ10000円を持っていても買えるペットボトル飲料の本数が減っていくということですね。仮にインフレ率が2%の状態が将来に渡って継続するとするならば、36年間で資産の価値は半減することになります。さらに高いインフレ率になった場合には、もっと短い期間で資産の価値が減っていくのですが、例として下記に書いておきますね。

インフレ率3%…資産半減まで24年
インフレ率4%…資産半減まで18年
インフレ率5%…資産半減まで14年

インフレに勝てない資産の価値は


なお2%のインフレ目標は現在達成できているわけではなく、実際には毎年1%程度となっています。この数字だけ見ると、あまり心配しすぎる必要はないかもしれません。しかし、インフレが実際に起こっているのもまた事実です。現在の日本の預金や保険はインフレ率を下回る利率しか貰えないものがたくさんあります。インフレに負ける資産を持っていた場合、数字上ではお金が増えても価値は減るということもあり得るのです。長期に渡って資産を守るという意味では、インフレ率のことは頭に置いておくと良いでしょう。

今後も物価が上昇していった場合、日本の預金・保険はかなり不利な商品であると見ることもできます。特に保険などは30年後などの未来をターゲットにしているものが多いので、インフレに勝てるかはしっかり意識してみてはいかがでしょうか。

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