増えない家計資産

株式会社AWARDです。

昨日は日本において預貯金が積み上がっていることについてご紹介させて頂きました。この状況は他国と比較した時に大きな差を生む一因になっています。本日は米国との比較でご紹介させて頂きたいと思います。

過去20年でなにが起きたか?


日本の過去の20年間を振り返ってみると、バブルの後遺症を引きずっているかのような長期低迷の時代でした。バブル崩壊、デフレ、株価の低空飛行なども経験し、日本経済が成長してきた実感を持っている方は少ないのではないでしょうか。実際1996年のGDPと2016年のGDPを比べてみるとほとんど変わっていません。多少の上下はありながらも、20年間で全くと言って良いほど経済成長をしなかったのが日本なのです。ちなみに同じ期間に米国のGDPがどれくらい大きくなったかを見てみると、なんと2.3倍ほどになっています。日本が全く成長しない間に、米国はもとの2倍以上の経済規模へ成長していたということになります。

成長国と成熟国


成長の実感が得られている国では消費意欲が違います。賃金も将来増えていくことが前提になりますので、消費に対して積極的になることが出来るのです。これに対して経済成長が止まっている国では、どうしても積極的な消費にお金を回すのに抵抗を感じがちです。まさに日本は後者に当てはまり、それがさらに経済成長を妨げるのに繋がってしまっているのではないでしょうか。このような消費行動は、投資行動に対しても共通するものがあります。

家計金融資産に占める預金


日本人の家計金融資産において預金が占める割合は55%。これに対して米国では15%になります。つまり米国では資産のうち85%もの割合を預金以外の資産運用に回すのが当たり前に行われているということです。この傾向は家計金融資産の増え方においても特徴的な差となって表れています。過去20年間で、日本の家計金融資産のうち運用で増えたのは+19%だったのに対し、米国では+132%になっています。米国では運用を行い資産が2倍以上に増えるのが平均値だったことになります。こういった事実を知った上でも、やはりお金は預金のままにしておきたいと思いますか?

他の国、過去の事例に学ぶことで、今後やるべき行動は見えてくるのではないでしょうか。日本の常識にとらわれるのは勿体ないことかもしれませんね。

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