NISAとマイナンバー
2017.7.5

株式会社AWARDです。

貯蓄から投資への流れ作りに一役買っているNISA。2014年に始まり、16年末には1609万口座が開設され、買付総額は9兆4756億円に達したそうです。しかし、順調な広がりを見せていたNISAですが、2018年を迎えるタイミングで大量失効する可能性が最近とりあげられており証券会社などは焦り始めているようです。

NISAとは


そもそもNISAはどういった口座なのでしょうか。このコラムをご覧の方は開設済みの方も多いでしょうが、年間120万円までの株式や投資信託などの投資において、売却益や配当益が非課税になる口座です。英国のISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座 )の日本版として2014年に誕生しました。現在の非課税期間は5年間ですが、来年からは年間40万円の投資額について非課税期間が20年と従来の4倍になる積立NISAも始まるということで、注目を集めている制度になります。

失効の危機の原因は


さて、そんなNISAですが、なぜ大量失効の危機にさらされているのでしょうか。その原因はマイナンバーにありました。実は2018年以降もNISAを利用するためには証券会社や銀行へとマイナンバーを提出する必要があるのですが、多くの方が未提出のままになっているようなのです。最大手の証券会社である野村證券で現在6割程度、ネット証券最大手のSBI証券で5割程度の提出率にとどまっているようで、およそ半分の方が未提出であることになります。未提出の状態が続いた方は、来年以降はNISAが使えない、ということにもなりかねません。

いつまでに提出すれば良いか


2018年以降もNISAを使いたい場合のマイナンバーの提出期限は9月末になります。それまでに提出すれば他の書類は必要ありません。10月以降の提出ですと、追加で税務署が発行する『非課税適用確認書』が必要になりますので、現在NISAを持っていて2018年以降も継続して利用したい方は9月末までにしっかりマイナンバーを提出するようにしましょう。

折角作った非課税口座が失効してしまうのは勿体ないですよね。少し手間はかかるかもしれませんが、まだ未提出だと思う方は早めに手続きを済ましてしまうのをお勧めいたします。

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