『CASH』とは何か?
2017.6.30

株式会社AWARDです。

CASH』というアプリがWEB上で話題です。自分自身が持っているモノを手軽に現金に変えられるということのアプリ。初日からアクセスが集まりすぎて、現在はサービスを停止しているようです。今回はなぜ『CASH』がこれほど話題になっているかを紹介していきます。

CASHってどんなサービス?


CASHの公式サイトでは『目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わる』といったことを謳っています。簡単にサービス内容を説明すると、現金化したい手元のアイテムの情報をアプリに入力し、出てきた査定価格を承認すると自身の口座に現金が振り込まれる、というサービスのようです。そして、入力したアイテムはCASH側へと送る事になるのですが、2ヵ月以内に振り込まれた金額に手数料をつけて返すとアイテムは送らなくて良い、というサービスのようです。

現代版質屋の声も


アイテムを現金に変えるサービスというと、他にも思いつくものがあるのではないでしょうか?そうです、大黒屋などに代表される質屋ですよね。質屋ではブランド品などを担保に入れてお金を借りることができ、期限までにお金を返せないと品物の所有権が質屋に移り売られてしまうことになります。CASHとお金の流れは非常に似ていますよね。ただし、CASHではお金を振り込んだ時点で品物の所有権がCASH側に移るものとしているので、古物営業の許可の上でサービスを実施しているようです。

CASHの手数料を金利とすると


CASHで現金化したお金を返し、アイテムの所有権を自分の元に戻すためには15%の手数料が必要だとのこと。CASH側としては所有権が最初に移っているので貸金業にも質屋業にも当たらないとしていますが、見た目としてはアイテムを担保として2ヵ月間で15%の金利を取っているようにも見えるわけです。これを仮に年利に直すと、なんと90%/年。古物商の手数料には上限はないでしょうが、貸金業における上限金利は出資法をもとにすると現在20%/年。はるかにオーバーしてしまいます。

また質屋業では現在109.5%/年が上限金利として考えられており、大黒屋などでは1万円以下の貸付で月利8%程度をとっています。これを年利に直すと96%/年となり、CASHのサービスとほぼ同じ金利となります。CASHも2万円を現金化の上限としているので、手数料を金利とみなすと質屋に近いというのは確かかもしれません。

法的にもかなり攻めたサービスであるCASH。6月28日のサービス開始から16時間34分の間に、アイテムのキャッシュ化の総額は3億6629万3200円に上ったそうです。現在はサービス停止中ですが、今後どういう展開をたどるのか楽しみなところです。

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