リスクフリーレート

株式会社AWARDです。

保険や証券といった金融商品を考える上で、ぜひ知っておいて頂きたいのがリスクフリーレートという言葉です。横文字でちょっと分かりにくいかもしれませんが、これを知っていると金融商品の営業マンのトークに惑わされにくくなります。

どういう意味?


リスクフリーレートは、リスク(危険性)がフリー(ない)なレート(金利)ですので、そのまま無リスク資産から得られる金利のことを指します。一般的にはリスクフリーレートは、10年物の国債の利回りを指すとされています。国が発行している債券、つまり国債への投資というのは、国が破綻しない限り金利を貰えるので、限りなくリスクが低い投資商品と考えられるというわけです。そして10年物が指標として使われるのは、発行量も多く売買も活発で長期金利の代表的指標にもなっているからになります。

各国のリスクフリーレート


それでは各国のリスクフリーレート、つまり10年物国債の金利はどのくらいなのでしょうか?下記にいくつかの国の例を挙げさせて頂きます(2017年6月13日時点)。

米国:2.218%
フィリピン:4.620%
香港:1.376%
スイス:-0.178%
日本:0.064%

こうしてみると国ごとにかなり違いがあることがわかりますよね。このリスクフリーレートが、銀行などが預金に対してつけてくれる金利にも大きく影響を与えてくることになります。

外貨保険とリスクフリーレート


そしてこのリスクフリーレートを考えたときに、日本の多くの外貨建ての保険が、貯蓄や運用目的ではメリットがないことが分かってきます。ドル建ての保険などは、予定利率という保険の中に貯まっていくお金に対する利回りが3%以上あるとアピールされることが多いのですが、払ったお金に対する実際の利回りは2%を切っていることがほとんどです。リスクがないと言われる米国の10年国債の利回りが2.218%もあるのですから、保険会社の倒産リスクなども負った運用であれば少なくとも2.218%以上の利回りが出ていないと価値がないと考えることができるでしょう。このように資産運用を行う際には、リスクフリーレートは非常に良い基準になります。

いかがでしたでしょうか。ちょっと難しいように思われるかもしれませんが、リスクフリーレートの考え方を知っていると無駄なリスクを負うことが少なくなります。ぜひ参考にしてみてください。

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