日本と世界の金融
2017.5.24

株式会社AWARDです。

日本の金融業界は世界基準でみるとかなり特殊な環境下にあるかもしれません。よく言われることの1つに日本では金融教育がされていないために、金融リテラシー(適切に理解・解釈・分析し、表現する力)が世界に比べて遅れているというものです。しかし、日本の金融市場でも、よく目を凝らせば世界標準の金融の恩恵を得ることができる場面は増えてきています。

世界の金融教育


みなさんは学校で金融教育を受けた記憶はありますか?実は日本でも金融教育が全くないわけではありません。ただし、その教育の現場においては経済知識の習得が重視され実践的なスキルは身に付かないことがほとんどのように感じます。世界の国々の中でも、特に米国や英国は金融教育が進んでいると言われています。それらの国では経済知識に加えて、健全な家計管理や生活設計の習慣化という行動の改善と適切な金融商品を選択するスキルが重視された教育が行われているようです。

資産に占める株式割合


少し古いデータですが、ひとつ面白いデータがあります。2012年ごろの米国、欧州、日本の家計の資産構成なのですが、それぞれの内訳で株式が占める割合はどのくらいだと思いますか?

米国:32.9%
欧州:14.3%

に対して、

日本:5.8%

です。株式というのは資本主義経済の中でも基礎になる仕組みですし、日本人のほとんどの方が《株式会社》で働いている中でのこの数字です。米国に対して5分の1以下、欧州に対しても半分以下の割合です。日本人はあまりにも資産運用や金融に対する抵抗感が強すぎるのではないでしょうか。

一部は開けてきた日本


そんな日本ですから、リテラシーの低い方が必要のない無駄な手数料を金融機関に対して払っている現状があるのではないでしょうか。銀行や証券会社側も、お客さんの資産が殖える商品ではなく、手数料が多く取れる儲かる商品を中心に提案してしまっていたりします。ただ、そんな中でも意欲的な金融機関はあるもので、一部の証券会社では世界標準の良質な商品を取り扱いはじめています。昨日も、海外でしか投資できなかった素晴らしい運用成績を持つファンドを、日本の証券会社が取り扱い始める話を耳にしました。個人が良質な金融に触れることのできる環境は徐々に整いつつあるのではないでしょうか。

環境が整えば、最後に必要なのは一人一人の金融リテラシーです。お金が全てではありませんが、人生に大きな影響を与える大切な要素がお金であるのもまた事実です。弊社でも日本人の金融リテラシーが今よりも向上するよう、引き続き情報発信等に努めていきたいと思います。

カテゴリーから記事を探す