米国株の下落
2017.5.18

株式会社AWARDです。

昨日『セル・イン・メイ』の話題をこちらのコラムで出しましたが、ちょうどピッタリのタイミングで大きく株価が下落する事態が起きました。米国の株式市場では、今年に入って一番の下げ幅となり、主要指数であるS&P500種総合株価指数、ダウ工業株30種指数、ナスダック指数の全てが今年に入って一番の下げ幅を記録しました。

トランプ氏のリスクの顕在化


なぜ米国の株式市場は大きく下落してしまったのか?それは昨年の米国大統領選時に米国民が懸念していた、トランプ氏が大統領になることのリスクが現実になりつつあるからです。トランプ大統領はFBI長官のコミー氏を5月9日に突然更迭しました。これは自身のロシアとの繋がりについて独自に調査を進めていたFBIの動きを牽制するトランプ氏の判断であったようです。

大統領罷免の可能性?


今回FBI長官のコミー氏を更迭したトランプ氏の動きに対して、米国では批判の声が高まっています。トランプ氏の判断はFBIの操作を妨害したとも見られかねず、トランプ氏自身が弾劾裁判などによって罷免されることになる可能性まで取り沙汰され始めています。5月に入ってからも強い米国経済を受けて上昇してきた株式市場でしたが、政治のリスクが顕在化したことで一気に下落したことになります。

それでも強い米国経済


しかし、今回の政治リスクは今後の政策などに与える不透明感は大きいとはいえ、実際にトランプ氏が大統領を罷免されるところに至る可能性は高くはありません。また企業の業績や、経済状況を表す指標は決して弱くはないので、このまま株価が下落を続けるかどうかはなんとも言えないでしょう。投資家の心理状態によって極端に株価が下がったときは、逆にチャンスにもなり得ます。今回の政治リスクがどのように進展していくかには注目していくのが良いでしょう。

ちなみにナスダック指数は昨年6月24日以来の下げ幅を記録したそうです。6月24日というと英国のEU離脱が決まった時以来。米国にとって今回の出来事は大きなインパクトをもって受け止められたと言えそうです。

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