セル・イン・メイ
2017.5.17

株式会社AWARDです。

投資をやっている方ですと、セル・イン・メイ(Sell in May)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは言葉の通り『株は5月に売れ』という意味になります。もともとは米国で用いられてきた相場格言ですが、日本でも広く知られています。

5月は株価が下がる?


セル・イン・メイは、5月の株式市場が不安定になりやすいことを示す格言です。5月の相場が不安定になりやすい理由としては、ヘッジファンドの決済が集中することなどが挙げられます。また、多くの投資家がセル・イン・メイを意識することになると、それだけ株式市場は上がりにくくなるでしょう。景気といわれる通り投資家の心理は株式市場に大きく影響を与えます。

過去を振り返るとどうか?


では実際に過去10年間ほどの株式市場を振り返ってみるとどうでしょうか?日経平均株価の5月単月の騰落率を見てみると、上昇が6回で下落は4回という結果になります。最近の例で印象深いのは2013年5月にあったアベノミクス・ショックでしょうか。アベノミクスで上昇基調だった日経平均先物は、16000円という高値をつけてから、たった1日で2000円近く下落しました。こうした印象的な出来事があるから、セル・イン・メイの格言は伝えられ続けるのかもしれません。

説明が難しいアノマリー


こうしたセル・イン・メイのような良く当たるかもしれない経験則をアノマリーと呼びます。しかし実際にはアノマリーを理論的に説明することは簡単ではなく、当たったり外れたりというのが現実のようです。今月も頭から見ると株価は上昇していますし、このまま何事もなければ大きな下げはなく月を終える可能性も高いように見受けられます。

しかしこうしたアノマリーを意識すると、忘れかけていた危機感を少し思い出すのには役立つかもしれません。株式市場はいつだって下がる可能性がありますし、それが来るのは突然のことかもしれないのです。常に何かあっても大丈夫な体制を整えていることが一番大切なのではないでしょうか。

 

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