サンクコストに注意
2017.4.26

株式会社AWARDです。

お金の運用をする時に知っておくと良い考え方に、

サンクコスト

というものがあります。サンク(sunk)はsink(沈む、沈没する)の過去分詞形であってサンクコストは『埋没費用』として一般的に訳されます。

埋没費用というのは、すでに生じてしまったコストの事になります。一度かかってしまったコストは取り戻すことはできません。しかし、人間は一度お金をかけたものに対して執着をしがちになります。

超音速旅客機であるコンコルドの例が有名で、サンクコスト効果を別名コンコルド効果と呼ぶこともあります。ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をし続けることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ投資がやめられないことになります。

投資で成功するには、その時点を基準にして、これから投資するコストと、それによって得られるパフォーマンスのみでどうするべきかを考えるのが望ましいと言えます。

過去にある投資で10万円損したとしましょう。しかし、その投資を同じように続ければ10万円を取り戻すことができるかは、状況次第ということです。過去に10万円損したことに囚われ続けては、将来的に全く同じように損をしてしまうこともあり得ることになります。

お金の運用では常にこのサンクコストの問題がつきまといます。不利な条件の金融商品を持っていることがわかったら、手数料を払ってでも解約する方が良いこともあるでしょう。そんなときは、どのような行動を起こすと将来的に一番良いかをサンクコストを除外した上で冷静に判断するのが重要です。

わたし自身も、このサンクコスト効果によって正しい判断をできなかったことは過去にたくさんあります。サンクコストを忘れるのはとても難しいことですが、意思決定にあたっては「これから変えられること」に意識を集中させるのが大切なのではないでしょうか。投資で熱くなっているときや、金融商品の解約で悩んでいるときには、ぜひこのサンクコストのことを思い出してください。

 

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