NISAが変わる?
2017.3.14

株式会社AWARDです。皆さんはNISA(小額投資非課税制度)を知っていますか?年間120万円までの株式や投資信託の運用益を5年間非課税にできる2014年に新設された制度になります。このNISA制度が来年からさらに使い勝手が良くなりそうです。

年間120万円の枠というのは、積立投資をするケースで考えると月々10万円の投資額となります。月々10万円というのは小さい額ではないので、ある程度収入がある方や共働きで家庭に余裕がある方でないと枠を十分に使い切れることは少なかったように思います。

そのような現状を踏まえ、金融庁からも小さい金額でより長い非課税期間の恩恵を得られる新制度を設けたいという要望が出されていました。そして昨年末、税制改正大綱という税金に関わる今後の改正方針の資料の中で新しいNISAについても記載されることになりました。

金融庁の出した資料から『現状及び問題点』について抜粋すると、

◎ NISA(少額投資非課税制度)については、口座開設数が約1,000万口座、買付金額が約7.8兆円となるなど、制度開始以降、着実に普及(平成28年3月末時点) 。
◎29年度税制改正では、NISAの更なる普及のため、手元資金が十分でない若年層等の利用を促進する観点から、少額からの積立・分散投資に適した「積立NISA」の創設を要望。

といったことが記載されています。

そして来年の1月から導入される予定となっているのが、毎年40万円までの投資の売却益を20年間非課税にできる新NISAです。個人投資家に長期間投資してもらうことで、「貯蓄から投資へ」の流れを後押しする制度であると言えるでしょう。

2037年まで続くことが確定している制度になるので、今までのNISAと比較してより長期の投資を継続して行えるようになります。現行のNISAとの併用は認められないので、利用者はどちらか選択することになります。

なお、この制度の対象は、信託期間が20年以上のものや毎月分配型でないものなど長期の分散投資に適したものに限られることになる予定です。日本でも政府が主導になって良い投資が広まりつつあるように感じられ私としても嬉しく思っています。現行のNISAは非課税が5年間で投資上限は120万円。5年で計600万円分の投資が非課税になりますが、新制度は計800万円分が非課税になることになります。

来年から始まる新NISAは、より若い方が小額から始めるのに向いた制度になりそうです。各証券会社も制度に対応する準備を進めていると思われますので、情報の収集をしてまた弊社のコラムでも共有していきたいと思います。

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