通貨の価値 を変える言葉??【為替】
2016.4.11

株式会社AWARDの渡邉です。本日は 通貨の価値 について書かせて頂きます。現在1ドルあたり日本円は108円台の交換レートとなっており、これは1年半ぶりの円高水準となっています。先週は一時期107円台へ突入しました。

日本の企業は為替の影響を大きく受けて業績が変化します。特に輸出の割合が大きな製造業ではその影響が顕著です。トヨタやパナソニックなどが影響を受けやすい企業になると思われますが、為替によって利益の額が相当変わってくるとのことです。そのため、日本全体の株価は円高が進むと企業業績の悪化が懸念され下がる傾向があります。日経平均株価も現在15000円台まで下がってきてしまいました。

さて、今回の円高ですが実はある方の発言が大きな影響を及ぼしました。それは安倍晋三首相の発言です。先週ウォールストリート・ジャーナルというアメリカの経済紙からのインタビューがあったのですが、そこで「外国為替市場での恣意的な介入は控えるべきだ」といった発言がありました。介入というのは政府や日銀が日本円を使ってドルを購入することなどを示します。この発言が、日本の当局による為替介入への否定的な見解と市場では受け止められたため、円は買われ一時107円台をつけるほど円高が進みました。安倍首相もまさか自分の発言でここまで為替レートが動くとは思わなかったでしょう。

その後、また為替レートを動かした人物の発言がありました。それは麻生太郎財務相です。先週8日に海外市場で1ドル107円台に突入した相場を受けて為替相場を一方的に偏ったと評価しました。さらに「場合によっては必要な措置を取る」として安倍首相が否定的であった為替への介入を匂わせたことにより、ドル円相場は円安方向に少し戻すことになりました。

同じ政府の方の発言ですが、数日の間に安倍首相と麻生財務相が逆の方向性を示す発言をして為替に影響を与えていた訳ですね。企業、ひいては日本国民全体に大きな影響を及ぼす為替レートですが、このような要人の発言だけでも動く事があるのが面白いところです。まだ円高方向へ進む傾向は止まらないのではないかという市場の雰囲気がありますが、今回のような要人発言にも注目していきたいですね。

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