ノーベル賞と資産運用
2018.10.2

株式会社AWARDです。

ノーベル賞の発表が始まりニュースでも盛り上がっていますね。2018年のノーベル生理学・医学賞は、京都大学の本庶佑特別教授(76)と米テキサス大学のジェームズ・アリソン教授(70)に授与すると発表され、2年ぶりの日本人の受賞ということになります。

ノーベル賞の賞金は


さて、ノーベル賞は多額の賞金が出ることでも知られていますが、その額はいったいいくらほどなのでしょうか。2018年の賞金は一つの分野につき、900万スウェーデン・クローナとなります。現在1スウェーデン・クローナは12.74円ですので、約1億1500万円ほどということになるでしょうか。

ちなみにノーベル賞の賞金のうち「物理学賞」「化学賞」「生理学・医学賞」「文学賞」「平和賞」に関してはノーベル基金から支払われるため、日本国内では非課税です。ちなみに、この決まりは日本人初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹氏が受賞した1949年に「ノーベル賞の賞金に対して課税するのか」と議論が起きたからできたとか。所得税法第9条にて「ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品」は非課税だと記されています。しかし、ノーベル経済学賞についてはスウェーデン国立銀行から支払われるため、現行の所得税法下では賞金は課税対象となることが知られています。同じノーベル賞の名前がついていますが、出所によって課税されるかが変わってくるのですね。

ノーベル賞はなぜ続く?


ノーベル賞の賞金額は部門ごとに900万スウェーデン・クローナ(1億1500万円)。毎年ノーベル基金からは総額として5分野分の4500万スウェーデン・クローナ(6億円弱)のお金が賞金として出ていくことになります。賞金以外の財団の運営費も含めると、総支出はさらに大きい額になるでしょう。1901年から始まったノーベル賞の財源は、ダイナマイトで有名なアルフレッド・ノーベル氏が遺した資産約3100万クローネから賄われていますが、現在の金額ですと1年分の運営費にも満たない金額となります。では、なぜ100年以上の間もノーベル賞は運営されてきたのでしょうか。

これこそが実は資産運用の力だったりします。ノーベル財団の年次報告を見てみると、2016年末に投資していた資本総額は42億スウェーデン・クローネ。なんと当初の資金をもとに資産運用をしていった結果、100倍以上に財団の資金は増えていることになります。

株式投資:50%
債券投資:17%
オルタナティブ:33%

という割合で2016年末は運用されていました。財団運営のために、お金からお金を生み出し資産を守る投資を100年以上に渡って継続しておこなっているということですね。

堅実な運用の参考に


このように歴史ある財団が資産運用の力で運用されているというのは、わたし達にとっても心強い話です。堅実に運用していけば、100年以上に渡って資産を殖やし続ける投資が可能なことを証明してくれていることにもなるからです。堅実な運用のお手本として、ぜひご自身のポートフォリオの参考になさってみてはいかがでしょうか。

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