Bitmain社の上場申請
2018.9.28

株式会社AWARDです。

昨年や今年の頭に比べると、暗号通貨市場はだいぶ落ち着いており、盛り上がる材料が少ないと考えている方も多いかもしれません。実際ビットコインを始めとする暗号通貨の価格は、ピークに比べると数分の1まで落ちてしまっています。そんな中、世界最大の暗号通貨マイニング機器製造会社であるBitmain(ビットメイン)が香港証券取引所(HKEX)へと公式に上場申請を行なったことが明らかになっています。

マイニングとは?


ビットコインやその他の暗号通貨の発行や取引には、国や銀行のような中央機関が存在せず、 取引は全て公開されたネットワーク上で行われています。そのネットワーク上では、二重払いや不正を防ぐため、過去の取引履歴とのデータの整合性を取りながら、取引の承認・確認作業が行われており、この作業のことをマイニングと言います。

マイニングには大量の計算が必要となっており、高性能なコンピュータを使って暗号通貨の取引をチェックし、ブロックチェーンという取引台帳に追記していきます。そしてマイニングに成功すると、ネットワーク上から報酬として暗号通貨が貰えることになります。そのため、金や銀を採掘する様子になぞらえて、採掘すること=マイニングと呼ばれているのです。

Bitmainの財務状況


今回上場申請したBitmainは、このマイニングに必要とするコンピュータの開発・販売やマイニング自体を行う会社として世界有数の会社であり、今年1~6月の売上高は28億ドル(約3136億円)だったとのことです。これは前年同期比の10倍にあたります。暗号通貨自体の価格は年初から下落していますが、業績は非常に好調のようです。

また上場にあたっては30億ドル(3400億円)規模の資金調達を目指しているようで、この資金調達が成功すればBitmain社はマイニングに関わる会社としてさらに世界での地位を確固たるものにすることになりそうです。

マイニング業界の日本企業


さて、Bitmain社の上場申請は、暗号通貨業界における一つの華やかなニュースになりましたが、実は日本でもマイニングに力を入れている上場企業は存在しています。SBIやGMOがそれにあたるでしょう。SBIグループは暗号通貨の販売所も運営していますが、自社ではマイニングも事業として行っています。ビットコインキャッシュという通貨のマイニングでは世界の4.3%ものシェアをもっており、今後このシェアはさらに拡大していく方針とのことです。GMOのマイニング事業はそれほど好調ではないようですが、マイニング機器の販売などに力を入れている様子がうかがえます。

暗号通貨の価格だけでなく、それを支える様々な企業の活動を見ていると、通貨の将来自体にも希望は持てそうです。Bitmain社の上場申請が成功したら、暗号通貨をメインとして発展を遂げた企業が金融の世界へと直接つながることにもなりますので、今後の暗号通貨業界への資本流入も楽しみになります。ぜひ投資をする際には周辺のニュースなどにもアンテナをはってみてください。

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