相続と生命保険
2018.8.21

株式会社AWARDです。

生命保険というと、家族に万が一のことがあった時に大きなお金を残すことができるもの、というイメージがある方が多いと思います。しかし、誰しも最後にはこの世の命はなくなるもの。そんな時、必ず相続は発生することになります。本日は相続において生命保険がどう役立つかについてピックアップしてお伝えします。

生命保険の非課税枠


相続における生命保険の活用ポイントとして有名なのが、法令で定められている非課税枠でしょう。被相続人(相続される人)の死亡によって取得した生命保険金や損害保険金で、その保険料の全部又は一部を被相続人が負担していたものは、相続税の課税対象になります。

しかし、死亡保険金の受取人が相続人(相続をする人)である場合、全ての相続人が受け取った保険金の合計額が次の算式によって計算した非課税限度額までであれば相続税はかかってきません。

500万円 × 法定相続人の数 = 非課税限度額

具体的な例で言うと、奥さんと2人のお子さんがいらっしゃる場合の法定相続人は3人ですから、500万円×3人で1,500万円までの保険金が非課税になるということです。

みなし相続財産の活用


保険を活用することで非課税でお金の受け渡しができるのは分かりやすい例ですが、もう一歩先にいくと『みなし相続財産』という扱いになることを利用して上手な相続を行うこともできます。保険金は通常の相続財産とは分けられる『みなし相続財産』という扱いをされます。生前は被相続人の固有の財産であったとはいえないお金だからでしょう。

この『みなし相続財産』であるという特性上、保険金は指定されていた受取人に直接お金が入ることになり、被相続人の相続手続きにおける遺産分割協議で分ける必要がない財産になります。つまり、特定の相続人に対して一定額のお金を遺したい場合には、争いのもとになる遺産分割協議にのらない財産として保険金という形でお金を遺すことができるのです。この特性を使うことで、家族間の争いを未然に防ぐことや相続税の準備などをすることができます。

相続対策で生命保険を活用


上記の非課税枠やみなし相続財産としての生命保険の特性は、上手に使うとかなり活用できるものになります。すでに起こってしまった相続では使えませんが、これから発生することが確定している相続の対策としては非常に使えるものになりますので、ぜひ信頼できる生命保険のプロに相談してみることをお勧めします。ただし、普段相続の対策に慣れていない生命保険の担当者も多いため、そこは経験豊富な方を探す方が良いかもしれません。

弊社では生命保険の直接の販売などは行っておりませんが、対策のアドバイスやコーディネートなどは可能ですので、必要に応じてご相談いただければと思います。

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