外貨建て保険は得か?
2018.4.5

株式会社AWARDです。

外資系の保険会社で販売されることが多い外貨建て保険。日本円建ての保険に比べて割安で保険に入れたり、予定利率が高くお金が殖えやすいのが魅力です。では外貨建ての保険は本当にお得な商品なのでしょうか。

海外のインフレ率


実は外貨建ての保険を考える際には、外国のインフレ率も加味する必要があります。例えば米ドル建ての保険で考えるのであれば、米ドルの価値が毎年どの程度変化しているのかは知っておいた方が良いでしょう。

米国における2017年の米国のインフレ率は、IMFの統計によると2.11%となっています。つまり、米ドルの価値は米国内では2017年の1年間で2.11%下がった、ということになります。ということは少なくともこの数字以上は毎年お金が殖えてくれないと、ジワジワと資産は減ってしまうと考えれば良いでしょう。

保険はインフレに弱い?


そして、このインフレ率以上に外貨建て保険でお金を殖やすのはなかなか難しいです。予定利率と呼ばれる生命保険会社が生命保険の契約者に対して約束する運用利回りがあります。こちらの数字ではインフレ率より高い数字を提示している商品が多いですが、実際には様々な手数料が引かれているため、2%以上毎年お金が殖えるものはあまりありません。

日本円建ての保険にも外貨建ての保険にも言えることですが、保険という商品は元来インフレには弱い商品なのです。もともとは万が一の際の保障のための商品なので、そこでの貯蓄や運用はおまけ程度に考えておきましょう。

日本円と外貨の分散


インフレには弱い保険ですが、外貨建ての保険自体にはいくつかメリットが存在します。

・割安に大きな保障が手に入る
・身近な保険で外貨への分散が可能

などです。初めて始める外貨建ての商品という意味では多くの方にとって手に届きやすい商品なのは間違いないでしょう。ただし、そればかりにお金を集中させてしまうと、流動性などの問題で将来的に困ることも考えられますので注意したいところです。

金融商品には絶対的にこれが正しい、というものはありません。ただ、知れば知るほど選択肢が多くあるのも事実です。多くの選択肢があれば、自分の目的により沿ったものを選ぶことが可能になると思いませんか?

すべての問題解決を保険でする、という考え方ではなく、投資信託や貯金や不動産など金融商品を組み合わせて活用することをお勧めします。

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