生命保険の価格改定

株式会社AWARDです。

昨年4月には生命保険各社で保険料の改定が相次ぎました。多くの保険商品で値段が改定され、貯蓄性の高いものは値上げされたのですが、今年の4月にもまた保険料が改定される商品が出てきそうです。本日はなぜ今年も保険料が変わりそうなのかについてご紹介します。

運用難の保険会社


昨年の4月に保険料が改定されたり、多くの商品が販売中止になったたりしたのは、日銀が実施しているマイナス金利政策の影響でした。保険会社は保険料として顧客から預かったお金を内部で運用することを前提として保険商品を設計しています。そしてその運用に主に使われていたのは日本国債でした。日銀のマイナス金利政策で日本国債の金利が大きく下がったため、保険会社は運用益を出すことが難しくなってしまったのです。

昨年の4月に変更されたのは、金融庁の定める「標準利率」というものになります。生命保険の設計に必要な標準的な金利である標準利率を1.0%から0.25%に改定したのです。標準利率の低下の結果、生命保険に適用される予定利率も各社が改定する流れになりました。

2018年4月に変更されるのは?


そして今年変更される予定なのは、「標準生命表」です。「標準生命表」は、保険の専門家である「日本アクチュアリー会」が、生命保険各社に集まってくる「加入している人たちがどれくらい亡くなったか」といった情報をもとに作られています。

この標準生命表が長寿化を反映して11年ぶりの改定になります。具体的には私たちの死亡率、つまり「死亡する確率」が各年齢でだいたい2〜3割ほど下がることになっています。それでは、標準生命表の改定で保険料にはどのような影響があるのでしょうか。

上がる保険、下がる保険


死亡率が下がることになるため、期間が定められている定期保険、収入保障保険などは値段が下がる可能性があります。これに対して、終身医療保険、終身がん保険といった長期に死亡時までの病気に対して保険金を支払うような商品は、長寿化により保険金を受け取る機会が増えるため保険料は上がる可能性が高そうです。

ただし、これらの改定は全ての保険会社で必ず行われるものではなく、各社の体力などによっても対応は異なります。ちょっとでも安く保険に加入したいと考えている方は、保険会社の対応などにも注目しておくと良いでしょう。ただし、保険料が変わるからと焦って無駄な保険に入ることほど勿体ないことはないので、そこには注意してください。

 

 

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